MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

二宮歴史散策

2022年01月14日 | まち歩き

吾妻山山頂の富士山と菜の花の光景を堪能した後、吾妻山から二宮町の吾妻神社、川勾神社など史跡を散策してきました。

吾妻山公園下の吾妻神社は、日本武尊の妃の弟橘姫命を祀る神社で、現在は縁結びの神様として、地元の人気スポットとなっているようです。

社殿には、多くの貴重な彫刻が施されており、神社の風格が感じられました。

境内の一角には、笠付の三猿庚申塔と首無し仏像が2体が見られ、いつの時代のものかは不明でした。

鳥居横にも、正徳4年に造られた石灯篭も見られ、創建2000年近い古刹の歴史が刻まれています。

吾妻神社からつづら折りの長い階段道の参道を降りた梅沢口に鎮座する「神明社」には、社殿の両側に10体の道祖神や馬頭観音、五輪塔などの石塔群が安置されています。

梅沢口から梅沢川沿いの道の先にある西光寺では、本堂前に天然記念物の樹齢500年のかやの木があり、その周りにはユニークな14体の彫物がお座りされて、念仏を唱えておられます 

また、大きな石灯篭には、💛マークも見られ仏様の真心が伝わってきました。

境内の本堂脇の不動橋の先には滝が流れ落ち、「三寶洞」というトンネルの先の洞窟には百体地蔵が鎮座していました。

西光寺横の川勾切通しには、「袖切地蔵尊」が祀られていて、切通し道が出来た時に袖を切れても怪我がなくてよかったと言われから、道路の安全通行のため袖を切って供えたという伝えから設置された伝説の地蔵様となっています。

切通しを越えて相模国の延喜式内社の一社である相模国二之宮と称される「川勾神社」に参拝してきました。川勾神社は、二宮町の守護神として信仰を集めているようです。

瑞神門も珍しい茅葺の御門で、門の中には木造のお像が安置されています。

社殿の東側と西側には、境内社の「東五社」と「西五社」の祠が鎮座し、多くの祭神が祀られていました。

川勾神社から近くの東海道1号線沿いの薬師堂のお堂前には庚申塔、道祖神、馬頭観音など13体の石仏群が鎮座しています

押切坂上の旧東海道には、東海道一里塚の史跡が見られ江戸より十八里の一里塚が残されています。

旧東海道から梅沢海岸へ向かうと、この日は波も穏やかでエメラルドブルーの美しい海岸風景が拡がっていました。海岸は、砂浜ではなく美しい石海岸となっており、ストーンペインテイングに仕える石集めしながらビーチで石遊びしていました。

一休みして梅沢橋の先にある相模三番観音の小澤観音堂にも道祖神や五輪塔、地神塔など石塔が見られます。

旧東海道からこの日のゴール地点の二宮駅前には、「ガラスのうさぎ像」が立ち、東京大空襲で両親を失った少女が、ガラスのうさぎを手に抱えて、永遠の平和の尊さを訴えています。

二宮の路傍には多くの石仏が残されており、この町の歴史あるゆるやかな時を感じながらの歴史散策でした。


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