伊勢神宮の豊受大神宮(外宮)を参拝した後、皇大神宮(内宮)の境内を散策して参拝してきました。
皇大神宮(内宮)は、皇室の御祖神の天照大御神をお祀りするお宮で、五十鈴川の川上に千古の森に囲まれて2000年の時を超えた古代の佇まいを現代に伝える、日本人の心のふるさととなっています。
内宮の入口の大鳥居をくぐった先の五十鈴川に架かる「宇治橋」は、約100mの擬宝珠を供えた反り橋で、西側の一本の擬宝珠の中には、橋の安全を守る萬度麻(まんどぬさ)が収められていて、触ると再度訪れることが出来る安全のスポットと伝えられているようです。
宇治橋を渡った先には、神宮の事務を司る「神宮司廳(神宮司庁)」の歴史を感じる石碑が設置されています。
宇治橋の東側の神苑では、皇居外苑に似た松の木や芝生広場が見られ、苑内には君が代に詠まれているさざれ石や、大正天皇のお手植え松が見られ、聖なる雰囲気の苑となっています。
「五十鈴川御手洗場(みたらしば)」では、他の神社とは異なる手洗い場となっていて、五十鈴川の清らかな水で多くの参拝者と共に心身を清めていました。
御手洗場近くには、垣に囲まれた石畳の上に、五十鈴川の守り神の「瀧祭神」が祀られています。
五十鈴川支流の島路川奥の風日祈宮橋を渡った先の内宮別宮の「風日祈宮」には、風雨を司る神を祀る宮で、屋根上には、鰹木・千木が飾られ正宮に似た古代の佇まいの神明造りの景観が見られます。
「皇大神宮(正宮)」には、皇室や日本人の御祖神の天照大御神が祀られていて、多くの参拝者と共に静かに、この国の安全・安心を祈願していました。
正宮の石段下には、祭典が行われる際に、外宮の豊受大御神を迎えて調理が行われる「御贄調舎(みにえちょうしゃ)」
御稲が奉納される神明造の「御稲御倉(みしねのみくら)」
他にも多くの宮殿や神社など別宮や歴史を感じる佇まいが保存されて、日本の歴史を感じられる気分爽快な雰囲気となっていました。
内宮を参拝した後、小雨降る中でしたが、内宮前の「おはらい町通り(旧参宮街道)」から「お出かけ横丁」を散策してお土産を買い求めていましたが、三連休でしたので、観光客で大変な混雑となっていました
「おかげ横丁商店街」では、江戸時代のおかげ参りの頃の伊勢の様子を再現された商店街で、横丁の中央の太鼓櫓を中心に約50のお店が並んだ歴史的な風情が見られ、大混雑となっていました。
おはらい町通りのほぼ中央には、五十鈴川に架かるアーチ型の「新橋」
日本の心のふるさとお伊勢さんを巡った後、近くの「朝熊岳金剛證寺」へ向かいました【続く】
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