藤沢市の花「フジ」が見頃を迎えて、この日は、「境川・フジ水辺ロード」の白旗神社から遊行寺、市役所、新林公園のルートのフジの花を見てきました。
源義経公を祀る白旗神社では、大鳥居の脇に長い薙刀を振り上げて牛若を見上げて義経公に仕える武蔵坊弁慶の勇壮な銅像が新しく設置され、時代を思わせる光景が創られています。
境内の弁慶藤は、まだ満開ではありませんが、長い房を延ばしています。
源氏家を表す白い藤の義経藤は、今年も開花したばかりでしたが、GWには、純白の清楚な姿が見られます。
白旗神社から近くの遊行寺では、いろは坂の参道を上った境内には、鯉のぼりが多く吊るされて端午の節句を祝っています。
遊行寺の藤は、昭和初期の百年近い古木の藤のようで、幹は空洞になっていますが、複雑に小枝を張り巡らせて藤棚から空に向かって伸びる姿で咲いています。
境内の「御番方」の前の花壇には、見事な赤いツツジの花や約80株の牡丹の花が満開となって色鮮やかに咲き誇っています。
花壇の傍には、江戸時代に金魚や鯉を放生されたと伝えられる放生池には、鯉や藤沢メダカが見られるパワースポットとなっています。
池の前には、向唐門の「中雀門」には、菊の御門や徳川家の葵の御門が飾られて、重要文化財となっています。
市役所の広場には、本庁舎が完成して新しく三つの藤棚が設置されましたが、若い木で開花したばかりで、未来に向けて市の花として期待される景観となっていました。
秩父宮体育館前の「旧近藤邸」では、和洋折衷の大正時代のレトロ建築で裏庭には、珍しい黒龍藤が咲いています。
境川・フジ水辺ロードのゴール地点の新林公園では、古民家や長屋門の周りに長いパーゴラが設置されて満開となった多くの種類の藤の花が長い房を延ばして美しい姿を見せています。
藤の花の種類によって開花時期もずれているようですが、市の花としてフジの優しい魅力的な姿に魅せられ期待が膨らんでいました。
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