横浜の三塔(キング塔・クイーン塔・ジャック塔)の日を迎えて、三塔を巡ってきました。
ジャック塔(横浜開港記念会館)では、普段は非公開の時計塔(ジャックの塔)に上るイベントがこの日限定で開催され、久しぶりに参加してきました。
ジャック塔は、赤レンガと花崗岩をあしらった名建築で、横浜開港50周年を記念して建てられた100年を超える大正時代のデザインの時計塔や角塔、八角塔、ドームなどが特徴的な景観が保存され、国の重要文化財に指定されていますが、3年前から大規模な改修工事が終わり、久しぶりに館内を見学してきました。
館内には、日米和親条約に来航した黒船ポーハタン号をモデルにしたステンドグラスや、鳳凰・箱根越えの様子を描いたステンドグラスが展示され、横浜の歴史感を感じる雰囲気が創られています。
会館の地下には、往時に食堂などで使用されていた広いスペースが保存されています。
この日は、時計塔に上る人も多く、会議室で約1時間待ちでしたが、室内には、往時の様子を知る壁彫刻や資料が展示されていました。
時計塔へは、開館当時の螺旋階段を上り、時計塔上の窓からは、屋根上のドームやドーマー窓、尖塔など復元された屋根上の景観や時計の裏側と近くのキング塔(神奈川県庁)が見られた貴重な機会でした。
1階の講堂には、シャンデリアの灯りが灯されて音声が流れる意匠を凝らした美しい景観が保存されています。
キング塔(神奈川県庁舎)は、この日は、閉館されていましたが、日本大通りからは、スクラッチタイルと幾何学的な模様の和洋折衷のキングに相応しい景観が見られます。
クイーン塔(横浜税関)は、三塔の中で一番高い塔で、イスラム風のドーム塔とクリーム色の西洋風の建築で、館内の一階フロアの「資料開示室(クイーンの広場)」には、大小のキャラクターのカスタム君が訪問者を迎えて、展示室には、横浜港の開港以来の歴史や密輸された現物や生き物など多くの資料が展示されています。
エントランスでは、大小のキャラクターのカスタム君が訪問者を迎えていました。
クイーン塔屋根に飾られている、往時のカップ型装飾と軒飾りが展示されていて、現在もエントランスの屋根には新しい装飾が飾られています。
今年は、横浜港開港166年を迎えますが、開港以来の歴史が刻まれた名建築などハマの歴史を学んだ貴重な機会でした。この後、みなとみらいの大桟橋から赤レンガ倉庫パークのぶら散歩を続けます。【続く】
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