前日の寒さから一転して、秋晴れのスケッチ日和となり、横浜三溪園へスケッチに出かけてきました。
久しぶりの訪問でしたが、横浜の有数の観光スポットで、素晴らしい自然の中で日本建築美と庭園がマッチしたスケッチポイントが多く、秋の陽射しを浴びてあちらもこちらも描きたい素材ばかりで、スケッチ三昧となった一日でした。
この日は、平日とあって人影もまばらで広い園内をモチーフを探しながら散策して、外苑と内苑で一枚づつ初秋の風景に挑戦してみました。
最初は、大池の向こうに三重塔を望むモチーフを描いてみましたが、いつも静かな池に浮かぶ小舟の姿は無かったが、水面に映りこむ緑とさざ波や色づき始めた森の表現に苦労してようやく一枚を仕上げていた。
蓮池や睡蓮の池も、開花が終わって枯れ始めた葉の色も何とも寂しさを表していました。
二枚目にかかる前に、園内の最高点である松風閣の展望台へ走ると、横浜港の根岸・磯子方面の展望が望め絶景が見られました。
竹林を抜けて三溪園のシンボルである三重塔へ着き見上げると、創建約500年以上の重厚な構造が圧巻でした。
外苑を一回りしてから内苑へ向かい、京都の西方寺から移設された江戸時代の御門をくぐり臨春閣と亭樹を望むモチーフも最高で、吸い寄せられるように腰を据えていた。
こちらでも枯葉舞う初秋の雰囲気が漂い、徳川家の別邸だったそうで日本建築の伝統的な美を尽くしていましたが、スケッチブックに表現するのは、至難の業となっていた。
この後、「旧天瑞寺寿塔覆堂」の荘厳な装飾や、「聴秋閣」の古き茶亭などの日本建築の美を鑑賞していたが、江戸時代の文化の素晴らしさに感動しました。
でも、その間は楽しいですね。私は三重塔の方がすきです。森の山は難しいが、達者なものですね。また、アップ願います。
ようやく秋色の光景を描けるようになりました。
これから、各地の紅葉のモチーフを追いかけたいと思います