晩秋とは思えないポカポカ陽気に恵まれて、横浜港北区の大倉山公園にスケッチ散策に出かけてきた。
大倉山公園は、梅園として有名であるが、また、市民の文化活動の拠点としての大倉山記念館も有名であり、
この日は、友人に誘われてスケッチ散歩に初めて出かけてみた。
大倉山駅から約5分、赤い実を付けたはなみずきの坂道を登ってすぐに公園に着き、緑の樹木の間から、
目の前に目指す『大倉山記念館』がそびえるように、飛び込んでくる。
記念館の前の広場には、秋のこもれびが差し込んでおり、すでに近くの小学生の野外授業だろうか?子どもたちが元気に走り回っていた。
記念館では、丁度、「秋の芸術祭2009」が開催されており、多くの市民が訪れていて賑やかな雰囲気が漂う・・・
早速、記念館周辺を巡り、スケッチの構図を探したが、記念館の巨大な高さや大樹に圧倒されてポイント決めに苦労しながら、ようやく陽を受けた記念館前の広場に腰を据えた。
イザ、記念館に向かい合うと威圧感を覚え、ギリシャ神殿を彷彿させるようなエントランスや3階の柱など、
約80年を経た歴史的建造物は、簡単には描かせてくれない素振りを見せているように思える。
描き始めると、小学生に取り囲まれて「何を描いているの?」、「上手~い」など、会話が弾み「次は何色を使うの?」と、パレットに筆で色を溶かしてくれるのだ・・・
まもなく先生に言われて、 「描いたら見せてください」と約束させられてようやく解放された。
難業の末、ようやく描き上げ、陽だまりに移って昼食を取っていると、近くには園児たちがママさん達が賑やかにお弁当を広げており、園児たちが駆け寄ってきて会話が弾む・・・・
午後は、場所を移して二枚目に挑戦していると、今度はスケッチ愛好家に囲まれて、ひと時の間、寸評を頂いた。
描き終えてからは、折角訪れた公園の梅林や展望広場などをジョギング巡りをしたが、山からの眺めもよく、
緑濃い公園内は、結構アップダウンがあって、横浜の市街地とは思えない穏やかな佇まいである。
その後、記念館の「秋の芸術祭」を見るべく、館内でテータイムで潤ってギャラリーの作品を鑑賞して、芸術の秋を楽しんだ。
記念館内は、さすがに伝統ある建造物故に、階段や吹き抜けのステンドグラスなど、見るべき価値が高く感心した。
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