亀戸天神の藤まつりを観た後、フーテンの寅さんの故郷 葛飾柴又帝釈天から江戸川の矢切の渡しをぶら散歩してきました。
柴又駅前には、柴又のシンボルである「男はつらいよ」の旅に出る「フーテンの寅さん」が、寅さんを見送る「さくらさん」のを振り返りながら行ってくるよ~と振り返り、サクラさんも行ってらっしゃい~と見送る姿が見られ、参拝者を久しぶりだね~と迎えているようです。
参道入口には、帝釈天王安置の記念碑の石碑が立ち、聖域となっています。
帝釈天参道では、伝統の風情を感じる名店が並び昔ながらの江戸の風情ある街並みの景観となっています。
参道の先の「二天門」は、入母屋造りの日光東照宮の陽明門を模した豪壮な楼門で、増長天と広目天が安置され、門の周りには木彫りの彫刻が施されています。
二天門の左手には、四手先の舛組と木彫を施した方一間袴腰付きの「鐘楼堂」が設置されて、昭和の名鐘と言われ、毎日、朝・夕に柴又の街に音が響き平和の時を伝えているようです
帝釈天のご本尊を祀る帝釈堂は、境内を彩る荘厳な彫刻を擁する権現造りのお堂で約100年の崇高な思いを感じさせられます。
帝釈堂の前には、樹齢450年の大きく枝を伸ばした「瑞龍の松」との素晴らしい姿で、東西南北に長く枝を延ばし龍が這うような景観が見られます。
境内の一角には、御神水や霊水が流れる岩上には、多くの白蛇が置かれて金運アップのパワースポットとなっているようです。
祖師堂(本堂)も帝釈天の歴史が刻まれたお堂で、彫刻や屋根の飾りなど趣ある姿が見られます。
手水舎では、三人の童子が手水鉢を重たそうに支えていますが、由来は不明でした。
本堂前には、観音菩薩像と大日如来像が聖なる姿で並んで鎮座してお経を唱えられているようです。
彫刻の寺とも言われる帝釈堂内殿の彫刻ギャラリーでは、既に閉館されていましたので、柴又公園から江戸川の矢切の渡しへ向かいました。
公園いる口の名庭園の山亭の古風な御門やつつじの名所のつつじ苑、江戸川の矢切の渡しの風景が見られ、お休み処となっています。
「矢切の渡し」は、江戸時代から使われている渡し場で、ちあきなおみや細川たかしなどの歌手に唄われている名所でこの日も待ち人で賑わい、名歌に唄われた光景が見られました。
渡し場から、江戸川の河川敷の緑の散策路を歩み、水元公園に向かう途中では、とんがり屋根やドーム屋根の金町浄水場の取水塔が見られ、映画の「男はつらいよ~」や漫画の「こち亀」にも登場した地域のシンボル塔となっているようです。
この後、さらに遠くの水元公園へ足を延ばしていました【続く】
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