梅雨明けを待って健脚組の仲間と鎌倉アルプスの天園ハイキングコースをぶらりと歩いてきました。
この日も猛暑日となっていましたが、鎌倉アルプスの尾根には、心地よい海からの風がありコース内は殆ど木陰の山道となっており、案ずるほどは暑さも感じない夏山気分でした。
明月院通りからその先の急坂を登り住宅街の外れを左折すると、明月谷の登山口があり、スタート前のストレッチを充分行い、イザ・スタートして急階段へ取りつく(10:05)
登り終えて間もなく建長寺の半僧坊大権現の真上に位置する「勝上けん展望台」に到着(10:15)
展望台からは、残念ながら世界の富士山の姿はなく、若宮大路から由比ヶ浜・材木座海岸の遠望が美しい・・・
しばしの休息後、尾根を進むと程なく「かながわ景勝50選」に選ばれる十王岩が出現し、大岩には、閻魔大王・地蔵菩薩・観音菩薩の三体の十王像が彫られています。
かなり風化しているので、その顔の相までは判りませんが、何か威圧感を感じるものがありますね・・・
十王岩から海側を望むと、真っ直ぐ延びる若宮大路や稲村ヶ崎、逗子マリーナを望むことが出来て、気持ち良い海風も吹き上げて最高の眺めでした。(10:25~30)
さらに約5分程で、岩の上にやぐらと薬師如来像が鎮座しており、台座には「第八十八番 本尊薬師如来 讃岐国 大窪寺」と彫られていましたが、同行の仲間が丁度最近四国霊場巡りで大窪寺に行ってきたばかりだったのですが、その関係は判りませんでした (10:36)
下り道を行くとまもなく覚園寺への分岐点に到着し(10:43)、鷲峰山を経て大平山へと向かう・・・
平らな山道を過ぎて苔生す岩道の階段を登ると、約20分で鎌倉アルプスの最高点の大平山(159M)に到着し、東側には横浜方面や鎌倉カントリークラブのコースが望めるが、MM21地区は霞んでいました。(11:05着)
木陰で給水タイムを取っていたが、平日の暑さの為か広場に見れるハイカーは数人のみでしたが、トレイルランを楽しむランナーが走り過ぎて行きました。
このコースは、これまでも何度も試走していたが トレランの練習には最高のコースで、、この日は、数人のランナーに会ったのみでした。
休息後、カントリーコースを左に見ながら天園への登りに取りつき(11:20)、峠の茶屋には客も無く、獅子舞への分岐点を過ぎて(11:31)、瑞泉寺へ向かった。
瑞泉寺へ向かう途中で小さな苔生す切通しがあり、趣がありますね
切通しを抜けると、小さな石像と貝吹地蔵が鎮座しており、いつも献花が絶えることが無いようですね・・・
鎌倉攻めに遭ったときに、北条高時の首を守りながら敗走する北条氏の部下たちを助けるため、地蔵がほら貝を吹き鳴らして裏山へ導いたと伝えられているそうです。
さらに瑞泉寺へ下りる途中には、岩肌に多くのやぐらがあり、五輪塔や石碑があり、北條家の供養塔でしょうか?
瑞泉寺口に下りて(12:09)、鎌倉宮、小町大路を経て鎌倉駅近くで、暑さを忘れて乾杯して涼を取りました。
最高ですね・・・・・・私もずいぶん前に中学のクラスメートと
建長寺の裏から瑞泉寺に抜けて二階堂に住む友人宅を
たずねたことがありますが、天園ハイキングコースには
いろんなコースがあるのですね・・・・・・・
鎌倉には、寺社だけではなく山や海も素敵なスポットですね。
低山ではありますが、幕府を取り囲むようにがっちりと尾根山が連なり、
横浜市民の森へと続く地形が、鎌倉幕府を守ったようですね。
低山ですが、トレッキング気分を味わえますよ~
お薦めです・・・(*^_^*)