梅雨明けして一気に猛暑となっていたが、夏休みに行われる学校プールの一般開放を前に、プール管理指導員の安全講習会が行われ出席してきました。
今年も、小学校プールが7~8月中に5回にわたって市民に開放されるが、地区社会体育振興協議会(社体協)に管理指導業務を委託されて、管理指導の任にあたる一員として講習会に参加してきました。
管理指導員の業務は、利用者の安全確保のためにプール施設の清掃や点検に始まり、水質管理、遊泳者の異常の有無確認、事故防止、要救護者の発見と救助・救急要請など多岐にわたっている。
この日も、水質管理の基準や消毒方法など具体的管理方法を学んだが、毎年の経験を活かしつつ改めてその重要性に気を引き締めていた。
救命処置(心肺蘇生とAED使用)については、インストラクターの指導により具体的事故例に基き観察~人工呼吸法~胸骨圧迫と説明があり、指導員は初体験の方もあり真剣なまなざしで見つめていました
体験実習では、初体験だというお母さんなどもおられ被験者が赤ちゃんや子ども、成人者などのモデルを使って一つ一つの作業のイロハから、体験していました。
心肺蘇生方法も、その時の状況によっての対応は変わるが、今回の指導では、基本は胸骨圧迫30回+人工呼吸2回を確実に継続することで、救急車の到着までの時間は長いがひたすら観察しながらの繰り返しとなる。
さらに、AED(自動体外式除細動器)の使い方については、パットの装着や作動の確認などを参加者全員が実践してみたが、昨今はAEDの種類が多くなっており、迷わずに指示通りテキパキと行うのは、経験しかないだろう・・・
とにかくもしもの事態に遭遇した場合は、冷静沈着の行動が一番大切であると実感している
心肺蘇生法の体験後は、プールサイドに出て監視方法や救助方法について、溺水者の引き上げや溺水者への措置方法を実践していたが、イザという時の切迫した状況での対応がスムースに出来るか否かに、参加指導員からも「どうかな?」と、不安げな声も聞かれていた・・・
毎年、海水浴場やプールでの事故例も聞かれるが、利用者と管理者が事故防止のために心一つにして水難事故のない暑い夏を楽しい夏にしたいと願いを再認識していた。
長年続けていますが、この勤務中は緊張して本当に疲れますが、子供達や家族の笑顔に救われています。
この夏は、異常に暑い夏のようですが、地元にとっては、湘南の海よりも近場の水遊び場所として人気があるようです。