青空の春が来た~の快晴に誘われて、久し振りに横浜MM地区から本牧埠頭へとジョギングを楽しんだ。
横浜マラソン以来の本牧地区の訪問であるが、先日大黒ふ頭から眺めた対岸の本牧ふ頭のガントリークレーンが立並ぶ景色がすばらしく、「おいで~おいで~」と誘われて決行した。
この日は、絶好のジョギング日和でもあり、桜木町から山下公園を経て小港町を経由し、本牧埠頭D突堤入口から海釣り公園、シンボルタワーへとジョグって横浜マラソンのコースを走る。
休日のためか埠頭への車の往来は全くなく、時折「美ジョガー」とすれ違ったが、ここでもランニングブームの雰囲気があった。
D埠頭内はコンテナーが山と詰まれており、整然と並ぶシャシー群やキリン群(ガントリークレーン)にも思わず脚を止める光景だった。
横浜港シンボルタワー公園には、2組の家族連れが見られたが、他には全く人影が見られない。
このタワーは、港へ出入港する船舶の管制や海上交通情報を提供する航路標識と市民の憩いの場を兼ねた施設だそうである。
白亜の塔は、埠頭のコンテナー群の中でひと際美しく聳えており、芝生公園も美しい。
タワーは海抜42.4M(地上36.5M)で、塔内の140段の階段を一気に駆け上ってみると、別世界のように、360度の横浜港パノラマが目の前に拡がっていた。
先日眺めた対岸の大黒ふ頭、ベイブリッジ、MM地区のビル街、遠くは東京湾の海ほたる、木更津、房総半島、三浦半島、新宿など素晴らしい展望である。
雲ひとつない快晴に恵まれていて、スカイウオークから眺めた霞んだ東京湾とは別のような景色が拡がっており、行き交う大小の船舶は飽きる事のない景観であった。
タワー下には、180度のラウンジがあり、ベンチに腰掛けて眺めるのんびりした感は、空気が止まっているような錯覚を覚える雰囲気である。
また、展望台入口には巨大な貝を描いた『遥かなるもの・横浜「貝」・・』の彫刻が置かれており、平和を願う国際港湾都市「横浜」を象徴しているそうです。
タワー周辺の芝生公園では、マレット・ゴルフ場が開設されており、18ホールのコースが出来ているようだ。
係りの方に訪ねると、ゲートボールとゴルフの両方を取りいれたニュースポーツである。
マレット(MALLET)とは、ゲートボールのステイックで、裁判官が使うジャッジ・ガベル(小槌)から来ているそうです。
さらにこのマレットゴルフの発祥地が、何と我が故郷福井県だったとは驚きだった。
約1時間余、時を忘れて横浜港の知られざるスポットを堪能した後に、横浜マラソンコースを取って返して、山下公園、象の鼻パーク、赤レンガ倉庫など湾岸コースの春の風を受けての快適なジョグを楽しんだ。