MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

欅会書展~アートの世界

2011年02月12日 | アート・文化

今年も知人から案内をいただき銀座松坂屋別館で開催されている『第24回 欅会書展』を観に出かけてきました。

朝から、横殴りの風と雪が舞っていたが、銀座に着いた時にはみぞれに変わっており、歩行者天国の銀座通りの人影も少なく、この日も中国人ツアー客のぞろぞろ歩きが目立っていた。

会場に入ると、丁度知人が受付におられて久しぶりの再会、理事長ほか顔見知りの理事の方々のお迎えをいただいた。

今回は、56名の会員の方の作品展と「山口由起美展」も併催されており、いつものことながらその大作の数々に圧倒されますね。

この日も、多くの観客が訪れておられて賑わっていましたが、固定ファンが多いようですね。

併催の「山口由起美展」では、横5m以上あろうかという大作で、その躍動感溢れる作品には息が止まるような迫力がありました。どれほどの時間をかけられたのかお聞きしたかったが、生憎お聞きするチャンスが無く残念・・・・

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また、その詩が「心の詩を奏でよう・・・・明日へつづく道」の訴えが心に響くようで感銘を受けていた。「好きな言葉を筆で自由に表現できる幸せを感じて・・・」 筆を走らせられたそうです。

大作の横には、光り流れるような「かな書 」も、実に美しくやさしい筆運びでしたが、この差は、どこから生まれるのでしょうか?

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メイン会場の正面には、代表の鈴木先生の大作『 海山天まわるまわる 青いメロン 』 が、展示されており、薄墨のかすれ具合と滲みが何とも言えない貫録なのでしょうか・・・・(素人が大変失礼しました)

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知人の作品も、「種袋振って呼び出す春の神・・・ふくろの中に種・種・種・・・・・・が一杯・・」で、まさに春を呼ぶ作品でした。

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どの作品も、その言葉が何とも言えない響きが心に打たれるものがあり、その詩を選ばれるまでの過程には、どんなご苦労があるのだろうか?その文字も、漢字あり、かなあり、カタカナあり、アルファベットもありで、それぞれの特徴を活かしての書体やバランスが大切なんだそうです。

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「書」を書くためには当然のことながら、文字の各数や流れとその筆の運び方を考慮されるのでしょうが、さらに個性が付加されていて実に奥が深いものですね。

今回の作品の中で、管理者がその詩と書体とバランスから、気に入った作品を勝手に選ばせていただきました。(失礼)

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最近は、前衛書道なるものが注目されているようで、伝統書道から外れていてパフォーマンスだとの批判もあるようだあるが、書の基本をベースに抽象的な造形美は素晴らしいと感じており、アートの奥は深い。

最近では、『インターネット書道』なるものもあり、筆をマウスに持ち替えて、筆圧的なものでマウスを走らせると、実に面白い文字を描くことが出来ます。その一例として、下記の「夢」を描いてみました(書くではなく描くですね)

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書の世界から銀座通りへ出てみると、2週間後に迫った『第5回東京マラソン』の幟がが強い風ではためいており、マラソンモードになっていたが、この日の歩行者天国を歩く人達で、感じ取った人がどれほどいただろうか?

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ランナーには、ドキドキして堪らない「東京が一つになる日」は、間もなくだ~

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