MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

藤沢宿歴史散歩(その2)

2022年09月23日 | まち歩き

藤沢宿めぐりの後半は、旧東海道沿いの名所を巡ってきました。

白旗交差点近くにある「伝義経公首洗い井戸」は、自刃した義経の首実検のあと藤沢に流れついた首を洗い清められた井戸と伝えられており、今も首塚には参拝者の花が添えられて藤沢宿の名所となっています。

首洗い井戸近くの「永勝寺」では、宿場の飯盛旅籠屋で給仕をしていた「飯盛女」のお墓が39基建てられており、当時は旅籠が49軒あったそうで、中でも飯盛女の旅籠は繁盛していたそうです。(案内版より)

山門を入った直ぐ先には、神木の大銀杏が聳えその下に、様々な形のお墓が並べられています。

永勝寺の隣にある常光寺の裏山には、この場所には弁慶を祀る八王子社があったところで、今も「弁慶塚」が保存されていて、塚の周りにも多くの庚申塔が並んでいます。

弁慶塚の山には、大木の銀杏の木が聳え、幹の下部中央部には焼け焦げたような空洞が出来て倒れそうな姿ですが、元気に緑の枝を延ばして強い生命力を誇っているようです。

常光寺から緑の散策コースを行くと、厄除けの神を祀る「厄神社」が鎮座しており、明治時代前半にこの地方に疫病(天然痘)が大流行したことから、川崎大師から分神(厄除けの神)を勧請したそうで、今もコロナ過で信仰を集めているようです。

厄神社の裏山には、多くの庚申塔や道祖神、地元住民のお墓が並んでいます。

散歩道から、旧東海道に戻ると、今も藤沢宿にある代表的な蔵の「旧桔梗屋」が保存されて、母屋とともに藤沢宿の面影を残す姿で、国の有形文化財になっています。

遊行通りには、昭和初期に建て替えられた「蔵まえギャラリー」があり、米蔵を改造したギャラリーとして、藤沢宿の歴史を伝える景観が保存されています。

旧藤沢宿には、旧東海道をはじめ、江ノ島道、大山道、鎌倉道、八王子道があり、他にも多くの歴史の名所が残されており、次の機会に旅人気分で訪れてみたいと思います。


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