田園調布駅周辺でスケッチの後、多摩川大公園をぶら散歩していました。
多摩川台公園は、多摩川沿いの丘陵地帯に拡がる約700m近い自然林の道や古墳群があり、春には桜や紫陽花の花咲く名所ですが、夏本番の中で緑に包まれた森林の中の古墳群を見ながら多摩川駅まで散策していました。
公園の北の端にある「宝莱山古墳」は、4世紀ごろに造られた多摩川流域では最古の古墳だそうで、約100mの前方後円墳で、散策路からはその全景は見られませんが、都指定の史跡となっています。
「宝莱山古墳」から最南端の「亀甲山古墳」の間には、8基の円墳が見られますが、何れも6世紀から7世紀頃に築造された古墳で、自然林に囲まれて個々の姿はよく見られませんが、歴史が刻まれた空間が拡がっていました。
「亀甲山古墳」は、多摩川流域では、全長約107m、円部高さ12mの最大の前方後円墳で国の指定史跡となっています。
亀甲山古墳の裏側にある「多摩川台古墳展示室」では、復元された古墳や石室の実物大レプリカが展示されています。
埴輪作りの様子も見られます。
まつりの風景を描いたユニークな人形群も見られタイムスリップするひと時が楽しんでいました。
多摩川台公園の先にある「多摩川浅間神社」に立ち寄って参拝してきました。
浅間神社は、鎌倉時代源頼朝が出陣した際に妻の政子がこの地点か富士山が見えて本尊がある富士吉田にある自分の守り本尊の浅間神社に拝み、正観世音像をこの丘に建てたのが始まりだそうです。(神社の案内しおりより)
社殿に向かう」石段の周りには、富士山の溶岩の石が並び、白糸の滝や富士塚も見られます。
社殿は、都内では珍しい浅間造りで安産、家庭円満の守護神としてパワースポットとなっています。
境内の展望台からは、富士山は見られませんが、多摩川上流や東急線、丸子橋などを望む絶景ポイントとなっています。
古墳群や田園調布など歴史の街並みを望みながらの旅気分でした。
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