「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「初物は笑って…」

2009年08月25日 | 季節の移ろい・出来事
真夏に降り続いた雨と、ガンガンに照りつける陽差しのお陰で、今年は畑の雑草の伸びが違う。例年より遙かに生い茂っている。狭いながらも草取りに大いに汗を流す日が続いた。

幸いと言うべきか、雑草も例年以上に茂るが生り物も同様に豊作の様子である。
今まさに旬を迎えんとする「イチジク」が大きく口を開き始め、食べ頃を迎えている。グルメの孫兄ちゃんの大好物。
4月の終わりに根っこの周りの草取り、施肥の手入れをしたのが効いたのか、木が小さい割によく生っている。

今年初めて、熟れ具合を覗いた昨日。2・3個はカミキリムシやアリさんがお先に毒味をしていたが、十分に我々にも分け前を残してくれていた。

“ウマイ(美味い)ものは 宵の口” とか“仕事は大人数・ウマイものは小人数” と、おふくろがよく言っていたなー。
“初物は東の空に向かって、笑って食べる…”とも。

なんで東の空なのかよく分からない。が、“ウマイね…”と言いながら、旬の初物を頂く有り難さ、作物を育てる自然の恵み、そしてそれらを作る人々に感謝の気持ちを忘れないで…という教訓だったのだろう。空はどの方向でもよかったのかも。

その時その時に最高の味を出す旬の物、どうせなら、いちばん食べ頃の美味しい時季に賞味したい。
しかし、食べ物の旬は短い。それに比べて人間の旬はどうか、生涯続く……と思いたい。
昨日は昨日の、今日は今日のそして明日には明日の、それぞれ違った味わいがある。

その味こそが旬の味。初めて出会う明日という日はまさに初物。
旬の初物を笑顔で迎え、日々新たに仲良く付き合って行くことにしよう。

           ( 写真: 今が旬のイチジク )

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい