「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「夕日には夕日の…」

2009年08月05日 | つれづれ噺
♪♪ 朝日を拝む人あれど 夕日を拝む人はない…♪ などという歌の文句を聞いたことがあるような……。
昇る朝日は、一日の始まりであり“これから…”を予感させる。
一方沈む夕日は、今日一日の終わり“あー終わった…”をイメージする。

前向きに生きる…とか、人生にチャレンジ…などという勢いをつける意味を持たせたいときは、夕日というより朝日がお似合いだ。
一方で、精一杯動いて汗を流したあとの気持ちを鎮め、落ち着きを取り戻すのには夕日が似合っている。
詰まるところ、朝日には朝日の・夕日には夕日の価値を感じながら上手に付き合っているようだ。

昇る朝日に、沈む夕日、みんな違って みんないい……再び金子みすずの世界に逆戻りしそうだ。

一泊二日の温泉三昧を楽しんだ、山口県の日本海に面した油谷湾(ゆやわん)温泉。トロンとしたアルカリ性単純温泉の柔らかな湯につかり、対岸の景色を眺めるだけでも、長距離を走った効果十分であった。
それにも増して、油谷湾に沈む夕日は格別な味わいのある風景であった。

この夕日の絶景は、油谷湾温泉の目玉として「オカネになるんじゃやないか…」などと大きなお世話に目が行ってしまう。 というのも、愛媛県双海町の元教育長さんが、「きれいな夕日をテーマに町興しをしよう…」と思い立って、外部から訪れる人のいなかった町を一気に観光の町に変身させた…という話しが、耳に焼き付いていたせいであろう。

そこには夕日の美しさに加えて、人のためになるには何を基本とするべきか…などの試行錯誤があったのには間違いない。そして得た方向として「楽しいことをしよう。美しいことをしよう。そして新しいことをしよう。」この三つの原則を守ってひたむきにチャレンジすれば「沈む夕日もオカネになる…」ということらしい。

ウーン! なるほど!!

       ( 写真: 油谷湾に静かに沈もうとする真っ赤な夕日 )
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい