誕生から早くも11ヶ月が過ぎた、孫3兄弟の末っ子“悠雅君”。
二人の兄ちゃんがたどってきた道程を同じように歩みながら、順調にここまで育った。
我が家の居間には、孫達専用の小型整理ダンスが置いてある。
引き出しの中には、兄ちゃんも、次男も、それぞれの成長に合わせて長い付き合いをした宝物がいっぱい詰まっている。
そして今、三男悠雅君もその引き出しにご執心。
ようやく立てるようになった両足を爪先立って引き出しを覗き込む。
どうかすると、8年前兄ちゃんに買ってやったおもちゃが、未だに言葉もしゃべり音楽も奏でる。0歳児の興味を引いている。
機嫌が悪くなったら引き出しの前に立たせると、当分は落ち着く。
それも飽きたら次は台所の流し台前。乾燥機やオーブンレンジのスイッチを入れたり切ったり…。そして冷蔵庫にくっつけたマジックボタンを外したりくっつけたり…。
もう目は離せない。
こんな自由気ままな日常も後わずか。お母さんは間もなく職場復帰という。
母親の職場に付随する保育所に預けられるので、一日に何度か母親の顔を見られる。
可哀想な気もするが、現代社会を生き抜く最初の試練が待っている。
これからジジ・ババの出番も多くなろうというもの。
近くに住んでいてよかったよな~~。オット…これはお互い様か……。