ふとすれ違った“たおやかな女性の仄かな白粉の匂い”にも似た沈丁花が、春の雨に終わりを告げる頃、ニラの花が薄~い紫を帯びた白い小さな花弁で存在感を示す。
小さな五葉松の日陰では、糸水仙が着色したような鮮やかな黄色で意志の強さを表し、やわらかな香りを放つ。
人間より遙かに鮮明に季節の訪れをキャッチ。それぞれに見事な花を咲かせる。
そんな小さな花ながら、春に向かって咲くだけに春色を帯びた花言葉を持っている。
そんな花言葉は、並べるだけでも、愛しい人へのラブレターになっていく。
こんな奥深い日本情緒をもっと早く知っていたらな~と思う。
かといって今更ね~。こちらの気持ちはあってもね~。相手が要ることだしね~。
何をグダグダと…。 まあいいか…。書いたつもりにしておこう。
何にもしなかったよりは、多少気持ちが春に向いてきた。それでヨシッ!!
沈丁花 ・・・ 「栄光」 「不死・不滅」
ニラ ・・・ 「星への願い」 「多幸」
糸水仙(黄色) 「愛に応えて」 「私のもとへ帰って」
さて、どう並べたら、どんなラブレターが出来上がるのだろう……。