「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「秋、視覚と味覚」

2010年09月24日 | 季節の移ろい・出来事
毎年この時期には、間違いなくあそこにもここにも真っ赤な彩りを見せる彼岸花。
今年はほとんどその姿を見せない。
あの花が見られないから、秋だ彼岸だと言われても、視覚に訴えるものが足りなかったのだ。

ただ縦長の日本列島。東北地方では彼岸花が見られないという、ブログ友のため息が聞こえた。
今日も燃えるような陽射しを帽子で遮り、田舎に住んでいる者が、彼岸花を求めて更に田舎道をさまよった。

あったあった。間違いなくあった。
普段の年なら稲穂の黄金色を赤の帯で仕切るように、畦道を彼岸花が埋め尽くす・・・という光景なのに今年は違う。
稲穂の陰に隠れるように、小さいかたまりがあちこち、申し訳なさそうに咲いている。
というか、これからが満開になろうというおもむき。やはりこれが秋の視覚に訴える色の代表格であろう。
          

そこへ行くと、味覚の代表格は・・・? 言わずと知れた、ホラホラあれのお出ましだ。
図らずも開きの大振りなマッタケが1本手に入った。
視覚で感じる秋もそれはそれでいい。でも味覚で味わう秋はもっと実感が湧く。
吸い物か、千切り焼きか、炊き込みご飯か・・・たった1本であれこれ悩む。
          

何のことはない、視覚も味覚も写真で味わって頂くことしか出来ないのは残念。
とは言いながら、季節の色、季節の味を、遠い岩国の片田舎から、畏れ多くも世界に向けて発信できる喜びに浸りながら、目で味わうお裾分けが出来ることを良しとしよう。
コメント (10)
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