「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ちょっと行楽」

2010年09月25日 | 旅行・レジャー
わが町から高速を使って1時間半。今、県庁所在地の山口市が面白い。
先ずは、瑠璃光寺の五重塔。次に中原中也記念館。そして県立美術館。
我ながら、似合わない行楽の一日を過ごしたものだと面はゆい。
今回はそれぞれの目的を持って、自ら見たい・感じたいと思い立った。これが不思議だ。

昭和27年11月、国宝に指定された瑠璃光寺五重塔。
今年は、山口開府650年という記念の年で、爽やかな秋の観光シーズンに、期間限定(9月18~26日)で塔の内陣特別公開という、普段では見られない初層の内部を見学出来るという有り難いおまけが付いた。もちろん写真撮影もOKという美味しいお話し。

16畳程度の広さの初層に鎮座まします、阿弥陀如来像と大内義弘銅像を、特別に仮設された廊下から直接見ることが出来。

塔の高さは31.2㍍。このうち相輪は8.5㍍。そびえ建つ勇姿が、 爽やかな秋空に映える。
眺めていると、何かしら荘厳な気持ちにさせられる。これを感動と呼ぶのだろう。

奈良の法隆寺・京都の醍醐寺と並んで「日本三名塔」と呼ばれている。
屋外にある全国五重塔の中で、重要文化財指定が22塔。そのうちの9塔が国宝。その中でも、屋根の檜皮葺は、瑠璃光寺と奈良の室生寺だけという貴重な歴史財産でもある。

瑠璃光寺五重塔は、戦乱に散った大内義弘の菩提を弔うため、弟の大内盛見(もりはる)が1442年頃に建立したと伝えられている。
京文化を愛した大内一族の雅な一面を語り伝える「大内人形」は今も昔も変わらず、愛らしい姿をとどめている。

中原中也記念館は、岩国出身の河上徹太郎との交友録を中心とした特別企画展。
美術館は、県内の人たちの選ばれた作品が展示される県美展。
一日を有効に過ごす絶好の行楽となった。ちょっと贅沢した気分。
コメント (10)
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