「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「大相撲」

2010年09月13日 | ニュース・世相
大相撲秋場所が東京両国国技館で始まった。
NHKテレビには、迫力ある取り組みの生の映像が戻ってきた。
先の名古屋場所は、相撲協会の全体に巣くう不祥事や、協会自体の改革の手ぬるさなどで相撲放送を見送った。
優勝者に贈られる天皇賜杯も、協会側が辞退するという非常事態となった。

大相撲をこよなく愛し、テレビの前で身体を揺すり・ねじり・大声上げてひいきの関取を応援していたおふくろの姿を思い出す。
そんな母が生きていたら、先場所の放送中止や相撲界を揺るがす一大事を、どのように評価すのだろう。

暴力団との関係を遮断・排除。これは相撲界に限らずどこの世界でも共通した市民の声であり願いである。

これとは別に、NHK・日本放送協会が、視聴料を徴収している視聴者をないがしろにして一方的に相撲放送を辞める。如何なものか。
2ヶ月毎にやってくる大相撲本場所のテレビを待つ年寄りの楽しみを奪うことが、大相撲改革につながるのか。大いに疑問を持つ。

不祥事発覚!スワッ改革を! ネコも杓子も一緒くたで呪文のように「カイカク。改革」とのたまう。
不祥事を起こした相撲界もよくない。しかし、二・三場所前から急にはびこったことではない。相撲界のよき伝統も悪しき風習も、世間一般が観て見ぬふりをしてきたのではないか。世間一般にも責任の一端がないとは言えない。お相撲さんは玉代によって座敷に侍る「男芸者」と言われた歴史も厳然とある。

おふくろの妹、98歳になる叔母が足を痛めて動けなくなり、大相撲放送を喜んで見ている姿が、かつてのおふくろとダブって、NHKの放送のあり方に一言苦言を呈してみたくなった。相撲界の改革の在り方には、明日の朝まで語っても尽きないほどの意見はある。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい