「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ジャガイモ初挑戦」

2011年03月17日 | 晴耕雨読

    

この春は是非ともジャガイモ作りに挑戦しようと、暮れからしっかり草取りをし、元肥を入れて畑を作っておいた。
そろそろ植えようか・・・と思い始めた3月初め、孫3人が相次いで厳しい風邪症状でダウン。お守りを余儀なくされて、ジャガイモの植え付けどころではなかった。

そうこうするうちに三陸海岸を襲う、すさまじい大津波の映像。
仕事も手に付かずテレビ画面に釘付け。涙を流すばかりじゃーいけん!
と思い直し、病み上がりでややおとなしい悠雅君のお守りをしながら、ジャガイモの自給自足を目指してせっせと植え付けた。
珍しくマニュアル通りに、間隔を空け、肥やしを少し入れて土を被せる。初挑戦。大きく育ってくれるよう祈るような思い。
かたわらでは11月に植えたタマネギが力強く成長している。

悪夢の瞬間から1週間。
寒い・暗い・ひもじい、何一つ思うように行かない避難所生活を強いられる多くの人々。
そんな不自由な被災者を尻目に、震災にも遭わず自由の利く者達が、物資の買い占めをするという。どう考えても優しさに欠ける独善的な行為だよな~。

これから種が播かれたり、苗が植えられたりする予定だったであろうあの広大な農地。手間ヒマかけて建てられたハウス農園。
これらを一瞬のうちに飲み込んでしまう大津波。
あの様子を思い浮かべると、生産者の気持ちが痛いほど分かる。
それだけに、ホンのちっぽけな畑ではあるが、愛しさが込み上げてくる。

コメント (8)
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