プロ野球ファンの一人であったが、セリーグの人気を誇るある球団の動向によっては、プロ野球を蹴っ飛ばしてサッカーファンに鞍替えしようかと思って見ていた一連の動き。
「ベストでもベターでもないが、これが唯一、選手の気持ちや政府の要請に沿う。そうであればその道を取るべきだと思う」というセリフ。
可愛くないよね~。人気の上に胡座をかいて。
まあいずれにしても、パリーグ全体と、セリーグ選手会や文部科学省の意向に従う形で、4月12日、セ・パ同時開幕に落ち着いた。(某球団の完敗ともいえる結末・・・毎日新聞)
だから、今年もプロ野球をたまには観ることにしよう。
ただ残念なのは、全国的に人気のある球団という思い上がりが、プロ野球ファンを失う結果につながりはしないかと懸念する。今までだって随分なゴリ押しを見てきた。
今我が国ががどんな状況に置かれているか、それさえ分からないのだろうか。
人気球団だけに、先頭に立って自主的に、開幕を延期してセもパも足並み揃えて、大震災被災者の気持ちに沿うよう旗振りをするべきではないか。
こんなことを言うと、「プロ野球を見せることで、被災者を勇気づける」と必ず言う。もっともらしい理屈である。
しかし、今回の問題は単に精神的なことばかりではなく、電力不足などという物理的な要件が満たされていないのは、こんな素人が言うまでもなく分かっているだろうに。
まあいい、4月12日、セ・パ同時開幕に落ち着いた。
選手会もよくがんばった。これからも、喧嘩をしないことに越したことはないが、必要なことは言うべきであろう。