「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「蕪は蕪」

2011年11月12日 | 趣味・・エッセイ

        

これまで生きてきた中で、ことわざ・格言・名言名句、と言われる言葉にどれほど多く接してきたことだろう。
「人間万事塞翁が馬」とか、「なさけは人の為ならず」など、耳にタコができそうなほど、何度も何度も聞かされた言葉もある。

そんな中で、「栴檀は双葉より芳し」(せんだんはふたばよりかんばし)ということわざも耳から離れない一つとなっている。
『栴檀という香りの良い木は、芽が出たばかりの双葉の頃から芳ばしい匂いがする。才能のある人は、子供の頃から、それを発揮する。』という意味。

だとすれば、未だに芳しい成果を発揮しない誰かさんのような人間は、小さいころからやはり芳しくなかった・・・ということになる。
ウーン、癪な話しながら当たっているだけに反論もないか。
ただそこに、『大器晩成』という慰めに似たことわざもあるから、バランスは取れているということか。捨てる神あれば拾う神あり・・・かな。

今年初めて挑戦した丸大根と蕪の種蒔き。
指の間からこぼすように、3・4粒を蒔いて軽く土をかぶせる。
こんなこたー当たり前・・・などとのたまうな、なんせ初挑戦の蕪と大根。
芽が出て2週間。大きく葉っぱを広げてきたところで、間引きをする。
まさに元気がよくて、勢いのある1本を残し他は抜き去る。

残される1本は自分以外の人で、抜き去られる多くは何故か我が身に重なる。アーヤダヤダ。と思ってよくみると、蕪はたとえ小さくても、根っこには真っ白い丸い球を宿している。
これが成長と同時にあの千枚漬けなどに変身していく蕪なのだ。小さいときから蕪は蕪の根っこを抱いているのだ。双葉のころから芳しいのは栴檀だけじゃない。と妙に納得。

これだから、畑作りはやめられぬ。実地に色んな事を教えてくれる。

コメント (8)
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