天を衝くような皇帝ダリアが、澄んだ秋の空に気持ち良く伸びている。思わずパチリ。
空の青にくっきり浮かび上がる赤い花芯からピンクに広がる六角形。コントラストの見事さ。
絵になるな~、しばし立ち止まって見上げる。
♪♪ ・・・ こんな小春日和の穏やかな日は
もう少しあなたの子どもいさせてください・・・ ♪
嫁ぐ日を明日に控えた娘が、小春日和の縁側で母と戯れる瞬間を切り取った名作。
さだまさし作詞作曲の「秋桜(こすもす)」の一節。
兄ちゃんの通う小学校の池に泳ぐ、コイやフナ・メダカを飽きずに眺める悠雅君。これもまた小春日和の恩恵を受けている。
11月半ばにしてなかなか寒さが訪れないこの地方。いまだカメラに納めるほどの紅葉の艶やかさを見せてくれない。いったい見ごろはいつ??2週間くらいの遅れかな。
先日行った職場OB会には、北海道旭川市からの参加もあったが、あちらはもう連日の雪化粧のようである。北から南、それぞれの11月半ばを迎えている。
へたな慰めなど言うつもりはないが、厳しい冬を目前にした震災被災地の方々に、なんとか政治の力で、気持ちも心も温まる冬対策を実行して欲しいと願うばかりである。
ささやかではあるが、5月・6月の気持ちに立ち返って、郵便局に振り込みに走った。
日本列島が同じ時期に、紅葉の艶やかさや小春日和の恩恵を受けることは不可能であろう。相前後することは承知の上で、今、この地方の紅葉を待っている。