所属する市民活動グループが主催で、瀬戸内寂聴さんをお招きして「宇野千代の生き方」の講演会を開く話が持ち上がったのが8月。あれこれ紆余曲折はあったが、雨の日の今日、1400人近い観客を集めて盛会裏に終了。先ずは目出たし。
なんせ根強い寂聴人気。前売り券も上々の売れ行き。大入りであることは予測できた。雨の影響を考えて、開場を30分繰り上げ。長蛇の列が雪崩を打って入場する。
一階席が段々埋まる。緊張が高まる。どこで第一声を発するか。このタイミングを計るのが進行役の醍醐味である。ザワザワの会場へ殴り込みをかける心境。一瞬喉が渇く。
会場ロビーでの、寂聴さん作品や関連グッズ販売のPRを兼ねて発声練習。これでOK。
後は落ち着いて開演5分前のお願いアナウンス。そして開演へ・・・と自然に流れる。
講演終了後、トンボ帰りの新幹線までホンの束の間の休息を取って頂く控室。
一瞬の間隙をぬって差し出す著書とサインペン。快くサインに応じて頂いた。ミーハーでもなかろうになどとお笑いあるな。進行役を仰せつかった時からの密かに描いた夢なのよ。
何はともあれ一つ仕事を終えた。仕事というべきか趣味の延長と言うべきか。
どっちにしても、肩の荷を下ろした安堵感はある。自らに「お疲れ様」と言っておこう。
神経は擦り減るよな~と思いながら、「またやるか・・・」と問われれば、「私如きでよければ・・・」と答えるのだろう。今回もそうであったように。
これってやっぱり自慢話か??