「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「弔問」

2012年09月03日 | つれづれ噺

       

     命に終わりがある 恋にも別れが来る

             秋には枯れ葉が小枝と別れ 夕べには太陽が空と別れる

人との別れや恋の終わりを演歌風に表現すればこのようになるらしい。
昨日昼に頂いた訃報連絡。今日お葬儀に参列した。

高校入学以来今日まで、実に55年と言う永きにわたり、深き師弟関係にあった恩師がみまかられた。亨年九十歳。
単に高校3年間の教師と生徒と言うだけでなく、むしろ卒業してから一人の大人として成長していく過程を、暖かく優しく見守って頂いた恩師のお一人である。

特に担任でもなく、3年間のうち1年間、数学専科としてご教授いただいたという程度でしかなかったお付き合い。ところが、卒業後地元で就職したことから、高校全体同窓会の世話役という白羽の矢が立ってから、深く長い、新たな師弟関係となった。

頼りない若者があれこれ言う意見に真摯に耳を傾け、行動するのも何かと優位に動けるよう側面協力して頂いた有り難さは、ちゃんとこの胸にしまってある。
その後も色んなステージを与えてもらったり、何かしら頼りにされている心地よさを味あわせてもらってきた。但し、学校法人の役割にしても同窓会役員にしても、周囲は全て大学卒の人ばかり。高校卒は唯一小生のみ。それに気付いた時、全ての役職から固く辞退を申し出たこともある。

「君はねー、片時も地元を離れていない。その分ず~っと学校の様子を見てきている。特に私学にとってはそのような地元の人の目、生徒をみる眼差しつまり評判というのは大切な評価になる。君にはその眼がある・・・」というような話をされたように記憶している。遠い昔の話ゆえ、手前勝手にアレンジした部分があるに違いないと思うが、そんな言葉を頂いたのは間違いない。

そういったお付き合いを頂いた気骨の教師があとお一人になってしまった。
相変わらずの厳しい残暑で汗は流れるが、気持ちの中には秋の風が吹き抜ける9月初めとなった。 

コメント (10)
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