越中おわら「風の盆」(ネット拝借)
“ 秋風の 吹けども青し 栗のいが ” 芭蕉
金風(きんぷう)とも呼ばれる秋の風、風呂上がりの肌に心地いい。
たったの2・3日の違いでここまで変わるか、と思わせる季節の移ろい。見事である。
8月葉月がようやく往き、秋の夜長を愛でる「夜長月」が略されて「ながつき」と呼ばれるようになった9月。南海トラフ地震・津波の災害予想発表で、気持ち穏やかならぬ秋とはなった。
が、一度はこの目で確かめたい、あわよくば踊りの輪の中に入ってみたい。そんな衝動に駆られる、初秋の風物詩「越中おわら風の盆」が始まったこともテレビで知らされた。
若いころから応援してきた歌手石川さゆりの「風の盆恋歌」を聞いてから、いつかはきっと・・・と思うようになったが未だ実現しないまま今年もその季節迎えたのである。
♪ 蚊帳の中から花をみる 咲いて悲しい 酔芙蓉 ・・・ ・・・ ♪
哀調帯びた胡弓のしらべに乗って切なそうに歌う歌詞が耳に残っている。
私的には一大行事があった8月。その全てを月内に完全に片を付けた。
孫たちの夏休みも終わり、じいちゃん学校校長先生?から解放された・
身を置いたグループ活動やボランティア活動に、本腰を入れてもあまり汗をかかない季節となった。ここでいう汗は単なる額から流れる汗だけではないことを断っておこう。
秋・・・暑さから解放された喜びとは異なる、何かを予感させる季節。
まさに名実ともに、金風と言われる風が吹く秋にしたいものだ。今年も残り4カ月。
出来る限りの全力投球を心がけてみたい。どこかから肩の力を抜いて・・・と聞こえるな~