一対の仲良しキジバト
10時40分を回った頃、「ガタガタ、ビリビリ!!」見事に揺れた。
期限の迫ったパソコン作業を、担当二人で処理していた知り合いの家の書斎。
全くの予兆もなしに突然襲う揺れ。一瞬身が固まってしまう・
後で聞いたら、伊予灘を震源とするマグニチュード4.4.岩国は震度3ということだった。
そうか、あの程度が震度3か。間違いなく身体で感じる揺れで、脚はすくんだ。
これが、マグニチュード9などという巨大地震だったら、いったいどのような対処をしたのだろうか。想像するだけで背筋が寒くなる。ことなきを得て神に感謝。
ひと仕事終えて我が家に帰り、何事もなかったことに先ずは安心。
そのタイミングでふと窓を横切る緩やかな物体、それも二つ。オヤ何じゃ?
仲良しキジバトのつがいが、勝手口の前に舞い降りて盛んに地面をついばんでいる。無心の境地に見える。傍若無人ともいえる落ち着いた様子。
慌ててカメラを構える。いくらなんでもここまで近くに寄ってくるとは、よほど目の前の畑にも、その向こうの荒地にもエサらしい食べ物がないのだろうか気にかかる。
しばらくついばんでやがてアルミサッシの柵のうえに移った。今度は、2羽が寄り添って、口移しでエサを分けあっこしているようだ、1羽がより多くの食べ物をゲットしたのだろう。
その写真を撮りたかったのに、残念、物干し竿に邪魔された。
こんなキジバト君たちには先程の地震は影響したのだろうか、な~んも感じなかったのだろうか。仲良きことを邪魔しないから地震の感想を聞いてみたくなる。
たまたま地面に降りていれば、振動で一気に飛び立つのだろうが、空中を舞っているときに地面が大きく揺れたらいったいどんなことを思うのだろう。少しはハットするのだろうか。
お後がよろしいようで・・・。