おだやかな瀬戸の海、きれいなままで残したい
【 昭和30年代後半、瀬戸内海は、産業の高度成長で自然海岸が埋立てや工場立地で失われ、水質汚濁が進み、瀬戸内海は瀕死の海であった。
このため、瀬戸内海沿岸府県市は瀬戸内海の環境保全対策を推進することを目的に、昭和46年7月瀬戸内海環境保全知事・市長会を設立し、昭和48年10月の「瀬戸内海環境保全臨時措置法」制定に尽力した。 昭和52年、瀬戸内海沿岸の関係者が一体となり、環境保全活動を幅広く展開する必要から、自治体環境部局と各県の漁連や衛生団体とからなる(社)瀬戸内海環境保全協会が発足した。山口県では、(社)瀬戸内海環境保全協会の目的達成のため地域の実情に応じた活動、事業の推進が必要であることから、昭和54年5月瀬戸内海環境保全協会山口県連絡協議会が組織され、将来組織として市町村および事業者を加え、新組織を作ることが合意された。山口県の当時の公共用水域の水質については・・・まだまだ続く 】
このような趣旨で構成されている山口県瀬戸内海環境保全協会の活動趣旨に沿った形で、私の住んでいる町の社会福祉協議会でも、瀬戸内海環境保全、水を守ろう森を守ろう、川を汚すな、不法投棄防止・・・などなど幅広い活動を展開している。
そんな折、「平成24年度、瀬戸内海の環境保全に関する衛生団体合同研修会」において、我ら社協が講師となって、活動実績、その効果などを紹介することになった。
パワーポイントによる画像作成、それにくっつけるナレーション構成など、連日の特訓に次ぐ特訓、練習に次ぐ練習を繰り返し、本日その本番を見事に?披露してきたという次第。肩の荷を下ろし、先ずはホッ!
色々理屈を言うことはない。兎に角、穏やかな瀬戸内海のきれいな海を取り戻し、白い砂浜を守り、市民の散歩や海水浴など憩いの場としての地位を取り戻したい。
小魚が寄ってきて、ちょっとした太公望を味わえる豊かな海をこの手に・・・。
そんな思いが実現されれば、今日の苦労も実となるし、将来に夢が托せる。
見て!この鏡のような海。漁舟を操る船頭さん、何を思って網をたぐっているのだろう。