「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

『先輩の訃報」

2020年07月17日 | つれづれ噺

         
        

市内有数の事業家であり、国の天然記念物「岩国のシロヘビ」を地元のシンボルに育て上げた他、八面六臂の活躍を誰もが認める一人の先輩が、闘病空しく他界された。
高校の一級先輩で、20数年にわたる同窓会長と副会長というお付き合いを頂いた。享年79才は少し早すぎる逝去ではある。もっと多くの経験話や、これからの小都市岩国の在り方、駅前を中心として街の活性化など、独自の理論を聞きかじったり、リーダーとしての手腕も参考にさせて頂きたかった。

中でも、タクシー会社経営や、自動車学校運営など、昭和の絶頂期を体験した。その後、少子高齢化の波に揺られる経営の難しさ、苦労話、などは極めて興味深く、面白い話を何度となく聞かせてもらった。病気はどんな人にも容赦なく襲いかかる。まだまだ元気な頃に「少しお腹を引っ込めないと・・・」「あんたはええよ、スマートじゃから」などという気さくな会話を交わしたことも覚えている。最終的にはあのお腹の出具合が災いしたことは否めない。

コロナ禍の最中で、葬儀はどうするのか心配したが、これも自ら経営の葬儀社で普通通りの告別式が行われた。もちろん、三密排除の空間を開けての座席ではあったが、会場にあふれる多くの参列者の見送りを受けて、旅立たれた。惜しい人を亡くした。

余談ながら、事業家のお葬式ゆえ高齢者の参列も多い。そんな中のお一人が、途中で卒倒され救急車で搬送される一幕もあった。
季節的に蒸し暑い中、コロナ対策のマスク着用は、高齢者ならずとも息苦しさは衰弱を助長するようである。お互い、心したいものである。ご同輩。

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