親子か、 兄弟か、 それとも……
この週末はお父さんの勤務の都合で姫孫さんたちの里帰り。公園ブランコ、お散歩などに追われる。
中でも、今を盛りの畑に出て野菜を収穫するのが楽しくてならない様子。
真っ赤に熟れたトマトは、今日という日のためにもがずに残しておいたのだ。「じいちゃん、あそこにもここにも」と真っ赤なトマトを指さす。
キューリはと言えば、どんなに苦労しても人工的には出来ないであろう奇妙な形をした、珍しい双子キューリが生っていた。黄色い歓声が飛び交う。私としては双子だと単純に思ったがさにあらず。
親が子どもを抱いて寝かし付けている姿にも見える。兄弟・姉妹がふざけ合って絡んで遊んでいるようでもある。ちょっと飛躍させると、ひょっとしたらこれは・・・・・・淫らな想像をするが口には出さない。
図らずもこういった奇形な生り物が収穫出来るのは楽しい限りである。そういえば昨年は、スイカのそばに植えたキューリのオロギにスイカが巻き付いて、キューリの葉の中にスイカが実ったこともあったな~。今回のキューリもフツーに長く伸びていれば、なんの苦労もなかったろうに、この形になるまでには相当のご苦労があったに違いない。取るに足らぬ想像をしてみる。
などと、孫の歓声を聞きながら呑気なことを言っていられるのは、実に有り難いことだと改めて思わされる。昨夜から今日に掛けて降り続いた豪雨は、熊本県の球磨川を氾濫させ、その流域に取り返しのつかないほどの大災害をもたらした。
一昨年の中国地方を襲った土砂災害では、頭に浮かんだ同級生数人にお見舞いの電話を掛けた。岡山県真備町の同級生は、まともに大水害に遭った苦労話を話してくれた。今回の熊本豪雨は、只一人熊本市内に住んでいる同級生がいる。災害の大きかった八代市や人吉市とは少し離れているので大丈夫とは思うが、少し時間をおいて様子を尋ねてみよう。
全く感染者数が減らないコロナ禍の上にこの豪雨被害。言いようのないお気の毒なことである。なんとか、なんとか生き延びて欲しいし、立ち直りのきっかけを見つけて欲しい、と願うばかりである。