「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「タマのキレ」

2020年07月23日 | スポーツ・観戦

            

5000人の観客入場を許可して熱戦を繰り広げるプロ野球。
中学1年の夏休みに、父に連れられて初めて行ったプロ野球観戦が、広島市民球場のレフト側外野席であった。入り口から暗い通路を上がり、途中のなんとも息苦しいトイレの臭いを通り過ぎたらスタンドに出る。突然眼に飛び込むのは、広々とした外野芝生の黄緑色。これは小生にとって「生涯忘れられない色」となった。

その時以来の長い長い熱烈なカープファンなので、サッカーやアメフトファンの方には申し訳ないが、ここはひとつ、野球の話にお付き合いをお願いしたい。
と言いつつも、今年のカープ野球のだらしなさには呆れ返ってモノも言いたくない、そんな多くのファンの一人として敢えて注文をつけたくなるのである。

投げてはタマにキレがなければ通用しない厳しいプロの世界である。打ってはバットスイングにキレがなければヒットも犠牲フライも打たせてはもらえない。走るのもキレが要る。今でこそ「リクエスト方式」というビデオ映像で微妙な判定も器械分析されるが、2年前までは審判のジャッジが全てであった。そんな場合、キレのある走塁で走り込むと思わず「セーフ」の判定多かったように思う。

今年のように負けが込むカープ野球を見ていると、どれを取ってもキレと言う名の「切れ味」が見られない。投・打・走・守、采配、全ての面でキレ不足を感じさせられる。その分イライラは募るばかり。
特に、先発投手はしっかりしてもらわないと。同じ人が同じように、同じ回に必ず点を取られる。反発力に乏しい今のチーム力では敗戦につながってしまう。

これらを、素人ファンの素人的勝手推理で言わせてもらうなら、タマにキレがないのも確かだが、もう一ついうならアタマにキレがないのだ、と言いたくなる。
プロ野球の世界で、過去何十人といる「エース」と呼ばれた人たちは、タマのキレもよかったがアタマのキレは間違いなく並みの投手とはかけ離れていたのだろう。カープの中にもずば抜けたエースは育ってきたし、今も球史に残っている。

今年の場合特に目立つのは、誰とは言わないが、もうちょっとアタマのキレをよくしたら年俸が上がるだろうに、と思う投手が数人いる。彼らは彼らで一生懸命やっている・・・。それは当たり前のことだ。少年が好きでやっているソフトボールとはワケガチガウ。かれらのはそれが職業なのだ。
では同じようにバッターも職業だから、どんなタマでも打ち返すことを心がける。

結局、盾と矛の自慢のし合いで、どこに落としどころを見つけようか。ムジュンだらけの話ではある。
それもこれも愛するカープさんの不甲斐ない戦い振りに勝つ(喝)を入れたいファン心理だと思し召して、どうぞお許しあれ。

コメント (2)
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