「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「文月ついたち、半夏生」

2020年07月01日 | 季節の移ろい・出来事

             
              現物をあまり見ない半夏生。(ネットより拝借)

コロナ禍にさいなまれ、思い通りの行動や活動を極端なまでに制御された今年の春。
やがて初夏を迎える季節になっても、コロナコロナは収まることを知らず、ついに今年の前半を終え、後半のスタートという節目を迎えても、感染症の不気味さは消えそうにはない。そんな中で迎えた「文月ついたち」。令和2年運勢暦のその欄には「半夏生」と記されている。

今さら言うまでもないことだと思いながら、「なんで7月ついたちを半夏生っていうの?」と、チコちゃん流に意地悪く聞かれた時の参考までに。
答えが出て解決した後に「諸説あります」とテロップが流されるように、迷信やら何かがごっちゃになって、確かに色々言われているようだ。
もっとも一般的なのが、半夏という薬草が生えるころ。カタシログサともいうハンゲショウの草の葉が、名前の通り半分白くなる。つまり半分お化粧しているように見えることから、半夏生と呼ばれるのだそうな。
それにしても、自然の中で育つ草の葉が、半分白くなっているのを見て「半分化粧をしているようだ」と見抜く古人の粋は「なかなかやるね~」である。

そして半夏、つまり7月1日までには大方の百姓仕事を片付けて、ゆっくりしなさい。泥落としを済ませておきなさい、という知先人の知恵のようでもある。このころになると大雨が降って、農作業なども半分で切り上げるようになる。さらには半夏の雨には毒がある、などという厳しさもある。
確かに、梅雨の上がり際には各地に大雨をもたらすことが多い。「集中豪雨」「ゲリラ豪雨」などと呼ばれる、短時間大量大雨はくわばら、クワバラである。

いよいよ今日から今年の後半スタートと言われても、前半の多くが消化不良ややり残し感が強いので、今イチその覚悟らしいものも出てこないねー。
いわゆる、ダラダラ~っと月日が過ぎ去った。メリハリに欠けるまま迎えた後半スタートだね~。
などとグズグズ言っても始まらない。オッと、後半は今日からもう始まったのだ。また一つ気合を入れ替えて、わが身を守りながら新たなファイトを!
大きな声では言いにくいので、ちっちゃな声で、ファイト!オ~~!!

コメント
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