例年なら、とっくに梅雨が上がって、夏休みを前にした真夏の太陽がジリジリ照りつける季節である。
ところが今年はまるで様子が違う。未だ梅雨明け宣言もなく、太陽を拝むのが珍しいような連日の雨予報。それも半端な雨ではなく、市民メールとしてスマホに送られて来るのは、大雨警報や注意報、ダムの放流情報など、薄気味悪い情報ばかり。それに伴って地域によっては避難準備や避難勧告が発せられる。
そんな中で迎えた、海の日、スポーツの日、土曜、日曜を連ねて「オリンピック開会式」を意図して組まれた4連休。
コロナの猛威に推されてオリンピックは延期され、4連休だけは残った。その4連休さえ、コロナ感染第2波の襲来と受けとめてしかるべき一大事に至っている。その上に全国的な悪天候に悩まされる日々。
暑くてもマスクは欠かせない日々。感染を恐れる自粛の行動とともに欠かせないのが熱中症対策。あれもこれも恐れながら、自分の身体を自分で守り、家族や友や周囲の人を守る防衛行動である。従ってその行動や活動の範囲は極めて限定的になる。
それでも、夏休みを前にした4連休は孫達にとっては絶好の里帰りのお楽しみ。コロナ厳戒態勢の中ではあるが、海の公園がすぐ近くにあり、スイカもトマトも実っていて、人口密度も比較的低い実家は、孫はもとより、親たちにとってもひと息つける魅力ではある。
4連休の中でも、海に出かけられお天気はたった1日だけ。その1日を1年生と3才の姉妹は水しぶきを上げて大喜び。帰ろうとはなかなか言わない。
そんな喜びさえ今年の場合、コロナ、熱中症、悪天候の三重苦に耐えなければならない。
GOtoキャンペーンも悪くはないが、積極的に遠出をする勇気は湧かない。帰って来た孫との戯れや、少年野球にいそしむ孫の応援が、せめてもの慰みになっている。ジジはそれで済むが、受け入れババゴンは、まさしくお疲れ4連休である。孫は来てよし、帰って尚よし!実感!!