1年に1日だけ、天の川を渡っての逢瀬を許される、織姫と彦星さん。
今日は七夕で、本来ならきれいな星空が広がるはずであった。ところが、星空どころか、日本列島至る所、河川氾濫による水害、土砂災害などによる心配で、夜を迎えるのが空恐ろしい7月7日ではある。
7月4日から降り始めた雨は、衰えることを知らず、九州一円を、四国を、中国地方を恐怖のどん底に突き落とし、尚且つ関西・関東・東北まで、その爪を伸ばして被害をもたらそうとしている。
コロナ禍第二波の蔓延防止に躍起な政府首脳陣に襲い掛かる、さらなる試練ともいえる今回の大惨事。
如何に素早く、如何に効果的に、如何に被害を最小限に食い止めるか。先ずは実体把握に努めている様子がうかがえる政府のお歴々である。
そこには、目に見えるようで、実際には目に見えにくい甚大な被害の実態がある。それを掴むのに、大変な労力が要ることが見て取れる。
最高指揮官である安倍総理の、緊急対策会議での様子を見ていると、少し心労が重なり過ぎているのではないか、少しお疲れなのでは、と気にかかる。頬がこけて精気が乏しいように見受けた。
色々と取りざたされる首相であるこは百も承知している。しかし、今、目の前に起きている自然災害に対する救済措置を「直接指揮・監督・指導」する立場にあることには疑いない。ならばなおさらのこと、自らの体調管理に配慮し、万全の健康体でタクトを振ることこそ真のリーダーシップ発揮である。
出来るなら、結果論としてあーだこーだと揚げ足を取られないような、万全な対応策を講じて、被災者の救済をいっときも早く実現して欲しいと願っている。顔色の悪さも少し気がかりだが、今はそんなことを言ってもいられない。兎に角、万全な体調を整え、万全な判断力をもって、確かな内容の素早い対応をお願いしたい。今までやってきたし、出来るのだから。
コロナ感染者数が世界2位という国の大統領が、コロナ感染が疑われ、38度の熱が出ているのに「単なる風邪」と、マスクもせずに公務をするほど、異常な元気の見せびらかしは要らないが。