「世の中、ちょっとやぶにらみ」

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「終生飼養」

2022年04月23日 | ニュース・世相

             
                 アカミミガメ(ミドリガメ)    ネット拝借

ペットとして飼っていた2m超のニシキヘビをクルマで移動中に、いなくなったので外に逃げたのではないかと、市民や警察を巻き込んで大騒ぎしたのは、つい最近のことである。このニシキヘビ脱出逃走疑惑は、幸いなことにクルマの中に潜んでいたのが見つかって事なきを得た。
ほかにも、最初は小さくて可愛いためにペットとして飼い始めたのはいいが、大きく成長して世話に困った挙句に、放出したり勝手に逃がしたりして被害が出たなどという、人間の無責任極まりない話も何度か耳にしてきた。

そんな物騒な話を限りなく少なくしていこうと、このたび生態系への影響が深刻なアカミミガメ(ミドリガメ)について環境省が、「終生飼養」を基本としつつ、やむを得ない場合は殺処分も必要とする考えを周知する方向で検討しているという。
率直な意見を言わせて頂くなら、「ごく当然なことで、いい考えだねー」と賛成票を入れたいと思う。人間の無責任感覚に警鐘を鳴らす意味からも、一緒に生きたペットに対し、自らの責任でもって灰にしてあげる優しさを持って飼って欲しい。その責任の重さに不安があるなら、ペットなど飼わないことだ、と思う。

ちなみに我が家では現在ペットは意識して飼っていない。その昔、夫婦二人きりの生活になって何度かハムスターを熱心に飼った一時期がある。ハムスターの命は長くて3年、早ければ2年あまりでお別れが来る。そのたびに、涙を流しながら庭の片隅に埋めてきた。目印の粗末な石が数個ある。そんな別れの辛さが身に染みてからというもの、ペットを飼うのが辛くなった。

もう一つちなみ話をすると、ミドリガメの寿命の平均は20~40年と言われており、ギネスに掲載されている最長記録は50年と言われている。それほどの長生きならどうかすると飼い主より長く生きるかもしれない。そうなると、飼い始めたら命尽きるまで、その後の面倒も見なさいとい「終生飼養」は不可能さえ生じる。生き物を飼うにはそれなりの覚悟と責任を持つべきである。フン害でご近所さんとトラブルになるなど、飼い主のいい加減さが後を絶たない。トラブルも後を絶たない。

終生飼養!声を大にして叫んで歩きたい(笑)

コメント
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