今シーズン初の、カープ公式戦観戦の希望日を問いかけられたのは3月半ばのことである。
まだ開幕もしてない、オープン戦も戦力判定には至っていない頃でもあった。取り敢えず比較的相性のいい巨人戦、それも3連戦の2試合目がいいかな、という思いで4月6日水曜日を指定させてもらった。
18時試合開始直前の、選手の姿は見えないマツダスタジアム。
投手の球筋がが見えるバックネット裏この位置が我が指定席。
照明灯は点火されているが、薄暮で視界は少しよくない。
一塁側内野席にビッシリ詰めかけたファンの人人人。
三塁側内野席の人人人。観衆は制限無しのすし詰め状態。
間もなくプレーボール。スタメン選手が最後の肩慣らしキャッチボール
プレーボール!! カープ床田投手、第1球ストライク!
てなわけで始まったワクワクの初観戦。球場を埋める2万5千人の声援に応えて、先発床田はスイスイの好投。カープは2回に1点先取。いけるかな、と思いつつも何かしら重たい雰囲気で静かな進行。チャンスは作るが決定打がでない。そんな悪い予感が的中。8回に浴びた逆転2点ホームランであっさり敗戦。重い足を引きずって帰る電車がこれまた満員のギューギュー詰め。
コロナ禍が遠い日のような光景を目の当たりにして「本当にこれでええんじゃろうか」と、つい身の引き締まる思いで、マスクはしっかり!出来るだけモノに触らないように!持参の携行スプレーでしょっちゅう消毒。カープを楽しむ一方で気が気ではない怖さを感じる一夜であった。
我が住む田舎町では、これほどの人並み、これほどの密はこの2年ばかり遠ざかって来たから尚更である。
さて今年のカープさん、多くの評論家言うが「最下位予想」をあざ笑うが如き快進撃ではあったが、はてさて、しばらくは腰を据えて応援することになるのだろう。一人の大打者に頼るのも悪くはないが、全員が必死になって自分を補い後ろにつなぐ意識で野球をやってくれれば、意外に面白いかも。