令和5年9月18日「敬老の日」。
こちらも3年間のコロナ自粛とコロナ我慢を乗り越えた4年振りの「敬老会」が各地各スケールで開催された。
地域ごとに形が決まりかけていた敬老会の内容も、3年間のブランクを経て新たな趣向を凝らしたり、やらないよりはやった方がいいだろうといった感じもひっくるめて、素朴で簡単で誰でも気楽に参加できる様々な敬老会が催されたように感じている。
実は私自身も敬老会招待を頂く仲間のはずなのだが、各地の現場をめぐって写真を撮るカメラマンのお役目を優先してしまう。
地域の敬老会、出席者最高齢94才の男女にお祝いの花束
こちらの会場では、元気に敬老会に参加された最高齢者の男女お二人に、お祝いの花束が贈られた。御年94才と言う。感謝の言葉も、それはそれはしっかりした口調と内容で、地元高齢者の範となるにふさわしいお二人とお見受けした。差し当たっての目標にしたいお人柄ではある。
また地域に伝わる伝統神楽の保存会の数人が、神舞いを披露して拍手喝さいを浴びた。
敬老会の余興としてステージを飾る地域の神楽団
こちらの会場は一つの自治会単独の開催で、ごく少人数の催しではあったが、自治会の中から「独自で練習した和太鼓演奏」や同じ自治会員のお琴演奏などもあって、それぞれに小型に圧縮した中で精一杯楽しもうという工夫が見られて面白い。
コロナの空白3年間が、新たな工夫が広がったり価値観の見直しにつながったとすれば、自治会役員さんにとっても一つのステップになるのかも。
別の会場では、元気なお父さんが太鼓の独演会を披露
自治会役員さんのなり手不足などで停滞の一途をたどる地域社会ではあるが、こういったちょっとしたご近所の交わりが小さな生きがいを見つけるヒントになるかもしれない。先ずはそういった交わりに少しだけ興味を持って眺めてみるのも無駄ばかりではないと思うが如何でしょう、ご同輩!!