2年間かけて練習を繰り返し、自らの手で縫い上げたお手製ドレス 中には純白のドレス、未来の花嫁姿も
地元にある総合高校の秋のイベント「文化祭」が行われた。
3年間のコロナブランクを乗り越え、4年ぶりに一般観客を迎えての賑やかな文化祭となった。あらかじめ校長先生から観覧案内を頂いており、久しぶりに楽しみを胸に高校の体育館を覗いた。
こちらの高校文化祭の呼び物は、伝統的に続いている家庭科部女子生徒による自作自演のファッションショーである。2年生の時からこの日を目指して練習を重ね、慣れないお針仕事に挑み続けて今日の晴れ舞台がある。そんな話を部長さんがステージから発していた。
若いっていいねー。そして広い校舎の至る所で教室やコミュニケルーム、図書室などを利用してそれぞれ工夫を凝らした催しが行われた。
1階の教室では、茶道部・華道部合同のお茶席が設けられたり、食事の販売などあり。食券を求める長蛇の列など、保護者や先輩たちの参加でごった 返していた。
高校生活も私たちの時代とはまるで異なる華やかさと、天井知らずの明るさがある。
といっても、私たちの時代が良くなかったなどという発想ではなく、その時代時代を若者らしく解釈して目いっぱい楽しんでいるということだ。
こんな席に出向いてみると、ついつい近くにいる孫の成長と重なって、何もかも微笑ましく思える。何かを一瞬忘れさせる効果がある。