『月々に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月』 令和5年(2013)9月29日
窓の向こう、瀬戸内の静かな海。季節の移ろいを感じる小高い雑木林。午後7時を回るころ、雑木林の上にゆっくりと顔を出す仲秋の名月。
十五夜と満月が重なる今宵の「仲秋の名月」。その美しさ、そのきれいな自然からの贈り物を記憶に残しておきたい。次にこのような十五夜と満月が重なる仲秋の名月は6年後だという。なおさら貴重に思える今宵の名月である。
全国各地からご訪問頂く拙ブログのお仲間の皆様には、同じように大きくて明るくて素敵な名月をご覧になっておられるのだろうか。
四季折々に移ろう季節を愛でながら、雪月花に心を寄せ、気持ちを和ませて生きていけたら有難いことである。
今宵は何の理屈もいらない。ただただ中天に浮かぶまん丸お月さんを眺め愛しんで、眠りにつくとしよう。