左上半身の、桜吹雪の痕跡
「弱り目に祟り目」のタイトルでブログ発信したのは9月6日のことである。その時は「じきに良くなるでしょ」みたいな安易な気持ちで帯状疱疹と向き合った。評判のいい皮膚科でちゃんと診察してもらい、塗り薬と飲み薬を処方してもらった。左胸から脇腹・背中にかけて広い範囲に散らばった桜吹雪のようなさくら色の斑点は、ちょうど3週間を経た今ではさくら色を消した。ただ黒っぽい無数の痕跡を残っている。
ところが、外観は確かに元に戻りつつあるが、表面も内面も少し触ればピリピリひりひり、身体を捻じりたくなるほどの強烈な痛みがある。もちろん肌着がこすれるとそれもイタイ。胸を張っていつも通りに歩こうとすれば大きな抵抗がある。深呼吸もままならない。何をやっても痛い2週間を過ごした。強力な痛み止めに替えてもらったのにその甲斐もなく俯くばかり。改めて今日また皮膚科の先生と相談して更に強い痛み止めを処方してもらった。
痛ければ痛み止めを出すだけ。何かしら子どもの使いのような気がするので、この苦しさを消す処置はないのか尋ねたら、今回の薬で効果なければ別の大きな病院で内科の診療になるとのこと。帯状疱疹まで内科に持ち込まずに治って欲しいと願っている。
これまで内科の厳しい検査の結果が明日判明することになっている。その結果如何ではどのような診療が待っているかわからない。
すこしの文献や看護師の話を聞いても「帯状疱疹、バカにしちゃいけんよ。長引かせたら大変なことになる」らしい。クワバラくわばら。
痛みのない普通の日常の有難さを痛切に噛み締めている。そしてどれほど多くの人に迷惑や心配をかけているのか計り知れないことも心に留めおきたい。
何はなくとも ❝ 健康イチバン!! ❞ 声を大にして言いたい。