
“おまけ” 懐かしい響きのある言葉。
幼い頃、胸躍らせた思い出に浸る言葉でもある。芋アメを10ヶ買ったら1ヶおまけしてくれた…、紙芝居に何人か誘って見に行ったら、おじさんが水アメを余分にくれた…・・。色んな思い出が湧き出る、おまけ。
最近では、ガソリンスタンドで、曜日によってはティッシュ1箱とか、コンビニでお弁当買ったらお味噌汁がおまけであったり、子供のスナック菓子にきらびやかなカードが入っていたりする。 孫と散歩に行けば、色んな独自の解釈による説明がおまけとしてついてくるの楽しい。 さて、小生の人生における大きな“おまけ”の思い出話。
『田中内閣による日本列島改造論が沸騰する前年、私の結婚話が持ち上がった。勤務先は地元大手企業、給料は人並・年相応。住まいは二年前新築した。しかしローンに追われる貧乏所帯。
先方は、山あいの小さな集落ながら、酒・米・食料品・雑貨、何でもありの小さなスーパー経営。日々現金収入のある、どちらかといえば裕福な家庭、しかも一人娘。父親は明らかに反対表明。それでも彼女の意志の固さに屈して、最終的に何とか了承となった。
理由その1、 勤務先が大企業で収入が安定している。 その2、 ローンはあるものの、住居が新築である。 その3、 競輪・競馬・競艇など、勝負事はしないと約束したことなどなど。
先行き不透明な経済状態の中で、娘を嫁に出す父親にとって婿殿の条件は、安定した収入による生活力の有無が最優先らしかった。自分で言うのもおかしいが、人間性や人柄などは、義父にとっては“おまけ”みたいなものだったのだろう。しかし2人にとってはおまけが全てであり、そのおまけで結ばれたような2人だった。 あれから37年、今も夫婦は続いている。』
( 2008.10.07 朝日新聞 「声」 欄掲載 ) ( 写真:現代のおまけとしてついてくる諸々 )
幼い頃、胸躍らせた思い出に浸る言葉でもある。芋アメを10ヶ買ったら1ヶおまけしてくれた…、紙芝居に何人か誘って見に行ったら、おじさんが水アメを余分にくれた…・・。色んな思い出が湧き出る、おまけ。
最近では、ガソリンスタンドで、曜日によってはティッシュ1箱とか、コンビニでお弁当買ったらお味噌汁がおまけであったり、子供のスナック菓子にきらびやかなカードが入っていたりする。 孫と散歩に行けば、色んな独自の解釈による説明がおまけとしてついてくるの楽しい。 さて、小生の人生における大きな“おまけ”の思い出話。
『田中内閣による日本列島改造論が沸騰する前年、私の結婚話が持ち上がった。勤務先は地元大手企業、給料は人並・年相応。住まいは二年前新築した。しかしローンに追われる貧乏所帯。
先方は、山あいの小さな集落ながら、酒・米・食料品・雑貨、何でもありの小さなスーパー経営。日々現金収入のある、どちらかといえば裕福な家庭、しかも一人娘。父親は明らかに反対表明。それでも彼女の意志の固さに屈して、最終的に何とか了承となった。
理由その1、 勤務先が大企業で収入が安定している。 その2、 ローンはあるものの、住居が新築である。 その3、 競輪・競馬・競艇など、勝負事はしないと約束したことなどなど。
先行き不透明な経済状態の中で、娘を嫁に出す父親にとって婿殿の条件は、安定した収入による生活力の有無が最優先らしかった。自分で言うのもおかしいが、人間性や人柄などは、義父にとっては“おまけ”みたいなものだったのだろう。しかし2人にとってはおまけが全てであり、そのおまけで結ばれたような2人だった。 あれから37年、今も夫婦は続いている。』
( 2008.10.07 朝日新聞 「声」 欄掲載 ) ( 写真:現代のおまけとしてついてくる諸々 )
「人間性や人柄などは、…おまけみたいな」
「しかし二人にとってはおまけがすべてであり、そのおまけで結ばれたような二人」
☆この発想、切り口に素直に感動です。
yattaro-さんの「結婚話」!ということでグーっと興味を持って(笑)拝見していきました。素敵なお話だなあと感じつつ。
そして最後に、“男は黙って2008.10.7”
(いつもは前もっての、お断りが)
「日が…」なんて意地悪なことは言いません。
拍手拍手です。むろん、内容に、その発想に拍手拍手です。
でも、掲載されてよかったですね。
いつまでも健康で、すてきなご夫婦でいなくっちゃ!!
その当時は、ちょっとシャクな感じもありましたが、37年もお互いががまんし合うと、ホラね・やっぱりでしょ…という感じにはなります。
アタシも随分我慢強いタイプではあるんですよ。
まあ、出来ればこのまま、ついでにガマンしあって行きますよ。
優しい理解のある旦那さんでしょうから。それに子供は母親の背中をちゃんと見てますよ。
ただ、ガマンは忘れないように…。
こうして、たまに振り返ってみると意外なことに気付かされるものですね。
たいてい、予告編をご覧いただくことが多いと思っているのですが、たまーに「男は黙って…」秘かに投稿したりするのであります。
このブログの最大のおまけは、keiさんから頂く拍手です。また次をがんばってみよう…っと。
「おまけ」にはさらにその上、という意味もあるようです。
馴れ初めが読み取れませんでしたが・・・。
馴れ初めなどと…極々普通ですよ。
また例会で楽しいおしゃべりに花を咲かせましょう。