これまで生きてきた中で、ことわざ・格言・名言名句、と言われる言葉にどれほど多く接してきたことだろう。
「人間万事塞翁が馬」とか、「なさけは人の為ならず」など、耳にタコができそうなほど、何度も何度も聞かされた言葉もある。
そんな中で、「栴檀は双葉より芳し」(せんだんはふたばよりかんばし)ということわざも耳から離れない一つとなっている。
『栴檀という香りの良い木は、芽が出たばかりの双葉の頃から芳ばしい匂いがする。才能のある人は、子供の頃から、それを発揮する。』という意味。
だとすれば、未だに芳しい成果を発揮しない誰かさんのような人間は、小さいころからやはり芳しくなかった・・・ということになる。
ウーン、癪な話しながら当たっているだけに反論もないか。
ただそこに、『大器晩成』という慰めに似たことわざもあるから、バランスは取れているということか。捨てる神あれば拾う神あり・・・かな。
今年初めて挑戦した丸大根と蕪の種蒔き。
指の間からこぼすように、3・4粒を蒔いて軽く土をかぶせる。
こんなこたー当たり前・・・などとのたまうな、なんせ初挑戦の蕪と大根。
芽が出て2週間。大きく葉っぱを広げてきたところで、間引きをする。
まさに元気がよくて、勢いのある1本を残し他は抜き去る。
残される1本は自分以外の人で、抜き去られる多くは何故か我が身に重なる。アーヤダヤダ。と思ってよくみると、蕪はたとえ小さくても、根っこには真っ白い丸い球を宿している。
これが成長と同時にあの千枚漬けなどに変身していく蕪なのだ。小さいときから蕪は蕪の根っこを抱いているのだ。双葉のころから芳しいのは栴檀だけじゃない。と妙に納得。
これだから、畑作りはやめられぬ。実地に色んな事を教えてくれる。
色白で美女のかぶらは ほっとけず
味噌汁はカブラいっぱい夢いっぱい
よ~し、私も畑作りデビューするぞ~。
色々と教えてくださいね。
昨日ある場所で合ったお地蔵さんが教えてくれました。
「今を喜ぶ笑顔が次の喜びを連れて来る」
心に浸み入りました。
物の見方には色々あるということだけ分ってもらえたらいいんよ。
百姓仕事もボチボチやろうね。
この逞しさ・生命力、学ぶところありです。
ただね、間引いたものをよそに植えても根付かないことも知りました。
土はええですよ。
土も畑も色々教えてくれますが、作物はもっと多くのことを教えてくれます。
手を抜いたら間違いなくシッペ返しをしてきます。
いいお地蔵様との出会い。やはり出会いは大切に。いいことがありますよ。
初心者の私、何がいいでしょうね~
ただね、あまりにも正直に反応してくれるので、サボったらすぐにしっぺ返しをするよ。
時期に合わせないとねー。真冬に向けて植えるモノ・・・さてなんじゃろう。
お母さんにしっかり聞いてみてね。