高気圧に覆われ、真っ青な空が広がった。
滅多に無い、冬の快晴は木々にとどまった雪で見事な風景を演出してくれる。
雪に覆われ、自動車の運転に難渋した市道も綺麗に舗装面が現れた。
除雪作業が難航し、駅前広場に入ることのできない通勤者の自動車が並んだ道路もひっそりとしている。
駅の跨線橋の雪も、一昨日除雪作業が行われ綺麗に落とされている。
何処までも青く広がる冬の空。
ピラミッドのようにそびえる、除雪機に投げられた雪の山の高さは数メートル。
我が家の影が尾を引く家の裏に続いて、真っ白な雪原が広がる。
冬姿の農天市場の建物。
後ろの「ジュンベリー」の木も、もう一度縛り上げたいと思いながらもそのまま。
今はまだこうして普通自動車の屋根も見えるけれど、もう一度降ったら見えなくなるだろう。
そして、降り続いたならば、大型トラックさえ、除雪された雪に隠れて見えなくなってしまう。
こんな綺麗な風景を見ても、心のうちには不安が広がる。
滅多に無い、高気圧に覆われた次には必ず冬型の気圧配置が続いてくる。
こんな天気を見ても、年末年始の大雪の予報が的中しそうに思えてくる。
そう、滅多に見られない雪国の青空は、嵐の前の静けさでも有るのです。