畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

年の瀬の餅つき

2014-12-31 21:40:29 | 食べ物

 29日の晩になって「明日は餅つきをしようか」「よし、搗こう」と言う事になった。
先ずはスベルべママがもち米を研ぎ、そのまま水を張って一晩置く事に。



 朝になり、物すごーく古い「文化カマド」に火を入れます。
一昨年の水害時に水浸しにしてしまったけれども、幸いな事に壊れず元気に炎を見せてくれます。



 二つ重ねの蒸篭はそれぞれ三升のもち米入り。
で、この辺りで大事な事を忘れていたことが発覚。



 勢いよく、蒸篭から湯気が吹き出し始めます。
何を忘れていたかと言うと、姉の餅も一臼搗くと言う約束。



 さー、明治25年製の欅の大臼の登場。
この辺りで、急遽もう三升のもち米を研ぎ、そして、吸水を速めるように温湯を入れて待つ。



 この大臼の重い事、重い事。明治25年生まれと言う歴史の重さかなー。
いえ、横になった臼を立てる際には100キロ近いような重量感も感じます。



 二回目には「ヨモギ餅」を搗いたので、臼を一度綺麗に洗いあげます。
そして、掛ける箕には懐かしい父の字が見える。丸に武の字は我が家の屋号「武右衛門」の略号。



 以下、必死で搗いた場面はシャッターを押す人も無くて写真無し。
マックスにシャッターを押してもらったら良かったかな。これは「ヨモギ餅」の断面です。

 結局、中断の時間が有り最後に終わったのは真っ暗闇の6時過ぎ。
臼と杵だけは、餅が乾くと落ちなくなってしまうので洗って、後は翌日回し。



 午前中に「イチカラ畑」のリーダーが年越し蕎麦を届けてくれた。
そして、午後にはもう一人のメンバーで蕎麦打ちの名人が「蕎麦はもう届いたでしょうが、私の蕎麦も一口」と。



 こんな打ち立ての蕎麦は大晦日まで待つ必要も有りません。
餅を搗き、疲れて空いた夕食のお腹にするすると収まった美味しい美味しい蕎麦でした。

  「それでは、皆様今年はありがとうございました、良い年をお迎え下さい」
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マックスと老老介護の日々

2014-12-31 05:16:08 | マックス

 「マックス!ご飯だよー!」


 「ファ~イ」なんて寝ぼけ顔。
トーちゃんに散歩をせがんで四時前に表を歩き帰って寝付いたばかり。人間で言うと二度寝かな(笑)。



 「ううーん」なんてご飯気付いて起きたマックス。
起きがけだって食欲モリモリ「トーちゃんちゃんとお茶碗持ってね」だって。



 ご飯が終わると、今度は「牛乳の水割り」です。
先にお酒を飲むトーちゃんの夕食とは順番が反対ですけれどもね。



 朝ご飯が終わるとまたまた朝寝ー、リラックスもここに極まりの、こりゃ贅沢の極みですよね。
背中には、朝早く雨の中を散歩した際の雨具、古いフリースをカーちゃんが改造したもの。



 さて、うつらうつらと眠り、それなりおやつを催促してまた昼寝を済ませた午後。
「トーちゃん!散歩だよー!」ってマックス、散歩させて上げるのはトーちゃんなんだぜ。 



 さてさて、あれこれ有った一日もこれで終り。
「夕御飯も終わったし、さて今度は本当に寝ようかな」って今までだって寝ていたジャン。



 先般のスベルべママ手編みのベストはなんと、マックス老ワンが寝ぼけて齧っちゃいました。
それで、今度は古いセーターーで作りなおしたって訳。

 共布と言うか、余った部分は「湯たんぽ袋」になりました。
湯たんぽを横にして眠りに入るマックスですが、こらー、マックス今夜は起こすなよー。

 本当に最近はスベルべトーちゃん、恐怖の夜ですよ。
タイミング良く、トーちゃんが熟睡状態に陥った頃「クーンクーン」から始まり、次第に大声に。

 最後は大声で「トーちゃん御叱呼ーワンワン」なんて、怒鳴る、いや吠えるものだからたまりません。
マックスや、トーちゃんも決して若くは無いんだからな、これを世間では「老老介護」なんて言うんだぞ。
コメント (4)
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