畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

山の畑で朝食を(その2終わり)

2016-07-09 04:57:13 | 食べ物

 山の畑で、山菜や野菜たっぷりの朝食の後は下の農天市場の畑へ。
ゆっくりして頂きたいのだったけれど、何せ次は山古志地区の畑見学だとか。



 ここの説明はスベルべママの独壇場。
エディブルフラワーとハーブ類はスベルべママの専門分野でもありますから。



 みなさんが香りをかいでみたり、口にしてみたり。
「ディル」と「フェンネル」の実の味の違いなんて驚いていらっしゃいましたね。

 

 新潟市内の居酒屋ではいずれも名だたるメンバー。
気さくなメンバーで、とてもそんな雰囲気には感じなかったけれどもカウンターに入ったらさぞかし・・・。


 「居酒屋甲子園」と言うイベントがあり、昨年の優勝者と一昨年の準優勝者も入ったメンバーです。
少し大げさに言うならば、明日の新潟の居酒屋、レストランを背負うメンバーかも知れませんよ。



 この彼の右耳の脇には、フェンネルの実が房のまま挟まれています。
やはり、この世界で名前を売る彼らは、単に料理の腕だけではなくユーモアのセンスも併せ持っていますね。

 でも、驚くのはこのメンバーを我が家の山の畑に、しかも朝食を紹介したいという「鈴木将」マスター。
本当に長岡の「鈴木将」から新潟の「鈴木将」へと大きく成長している姿を垣間見る思いでした。

                 (終わり)
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連載74『映画』

2016-07-09 04:53:09 | 暮らし


    映画

 地方都市の文化の灯を消すな。という反対運動も、時代の流れには抗せず、
十八万の人口を有する都市から映画館が消えた。その後何年して、再建の運動が再び起き、
ついに小さく、昔の映画館とは較べるべくもないが、再び映画を見られる事となった。

映画ファンと言われる人々には嬉しい事だったのだろう。しかしビデオのみならず、
DVDと呼ばれる再生装置が普及しつつある現在映画館の現状と将来はどうなるのだろうか。

 週刊誌の新作映画紹介、新聞の上映案内を見て好奇心をそそられ何回か新設映画館に足を運んだ。
邦画も中々のレベルだと思わされた。新しい監督が次々と誕生している。

 評判になっている邦画を見るべく、家内と何度か足を運んだ。
しかし何度映画館に入っても驚いてしまう。客が全く少ない、と言うよりはいないのである。
私達夫婦を入れて、四人と言う事が二度あった。妻は「二回とも同じお客だったのじゃない。」と言う。

そうかも知れない。たった四人の客ではあるが、密かに涙をこぼしたり、
腹の底から笑ったりと十分に映画の面白さを堪能した。

 つい先日、人口一万人少しの町の、家族のみで経営を頑張っていると言う、新設映画館にも足を運んだ。
娘に「ビデオもDVDも、発売が始まったと言うのに映画で見られるなんて貴重だよ」の言葉に乗ったのである。
裏町の商店街にある、その可愛い映画館は目立たず、捜すのに手間取った。

大作アニメは評判どおりの面白さだった。二十人を超える入場者で妻いわく,
「今まで二人で入った映画館で最高の入りだった。」と。

 洋画を70ミリの大画面で見て、ストーリーに没頭できた事は幸せだったと思う。
「ウエストサイド物語」を感激の余り、ガタガタ震えながら見た事もつい昨日の事のようだ。

 幼かった娘達にも、「ネバーエンデングストーリー」を70ミリで見せる事が出来た。
しかしその続編を見せるには、電車を乗り継ぎ県庁所在地でもある、市まで出かけなくてはならなかった。
それでも映画は我が家族の生き方に、少なからぬ影響を与えてくれたと思っている。
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