畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載75-4『フルムーンの旅』(その4終わり)

2016-07-21 21:18:13 | 旅行

 快適なグリーン車の旅です。


 松江城下を歩く。

        「フルムーンの旅」

 しかし、あっという間に夢のような四日間が終わり、
最終日はやや駆け足の四国路の旅では有ったが、二人とも初めての「しまなみ海道」のバスの旅を楽しむ。

 修学旅行で訪れた際は本四架橋工事の計画も初めて見たことなども思い出しながら。
駆け足気味の最終日は岡山空港から羽田まで飛行機で移動。
再び、上越新幹線に乗り旅の余韻を楽しみながら帰宅した。

 娘達と、尻尾を振って迎えるマックスの歓迎を受け夢のような四泊五日の旅はこうして無事に終わった。
あの感激の旅行から、あっという間に九年もの歳月が流れた。
世話をしなければならないマックスもあの世に旅立った今は、
まだ経験の無い九州一周のフルムーンの旅でも計画が出たならば参加しようかと、妻には言わず密かに考えている。

             (終わり)
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連載75-3『フルムーンの旅』(その3)

2016-07-21 04:47:19 | 旅行


     フルムーンの旅(その3)

 さすがに朝食からの酒は控えたが「10時の休憩」と言っては缶ビールを開け、当然昼食もお酒付き。
「三時のお茶」と言ってはまた缶ビール。当然ながら酒抜きの夕食など考えられないから、
一日中酒浸りの天国を旅しているような気分に、新婚旅行の苦い思い出も薄れ行くのだった。

 まして、新婚旅行とは違うコースも入り、初めての旅の様な錯覚さえ覚えた。
鳥取砂丘、出雲大社と懐かしの旅は続き、遅ればせながら出雲の神様に今まで、
無事に夫婦でいられたことに感謝のお祈りもささげることが出来た。

 懐かしの旅は萩、津和野そして山陰から山陽へと渡り、秋吉台へと続く。
山陽本線に乗り、これは初めての山口市の瑠璃光寺や姫路城も見学することが出来た。
そして、二人では初めての安芸の宮島、厳島神社にも参拝。飽きの来ない変化に富む旅でもある。

                   (続く)
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昔「卯月」と言う店ありき

2016-07-21 04:47:00 | 暮らし

 昨日の朝は昨年の八月いっぱいで閉店した「卯月」のお父さんが手伝いに山の畑に。
約束の5時にスベルべ夫婦が遅れるという失態ながら30分遅れで作業開始。



 今時、地方には珍しい本格的な和風割烹を営んでおられたが惜しまれつつ閉店。
「わしらみたいにコテコテの和風なんて流行らないんですよ」なんて言われる。

 でも、頑ななまでに本格的な和の食事にこだわられましたね。
ジャガイモ掘りのお手伝い一つ見ても、要領を得た無駄のない動きです。

 ジャガイモ料理のお話など伺いながらの仕事は楽しい一時。
「ジャガイモ饅頭」なんて話を聞いただけでも美味しそう。



 さて、一仕事終えましたから朝食と行きましょうか。
和でも、フレンチでも、イタリアンでもどんな名人にも臆せぬ怖いもの知らずのスベルべママ。



 なーに、変にものを知らないってこともそりゃ一つの強みでもありますよ(笑)。
ま、恐れを知らぬ田舎者のスベルべ夫婦ではあります。

 古代米を炊き込んだご飯の大きなおにぎりがメーン。
いや、「熊取のおっちゃん」さんから種を頂いた「山本ナス」のステーキがメーンかな。



 味噌汁、漬物のそろえば山の畑の朝食フルコース(笑)。
あれ、今朝は来ないのかな。なんて言っているうちに始まるウグイスのバックコーラス。



 コンテナに7個も収穫したから、また15キロ近い収穫。
重いコンテナを軽トラに積み込むには、おなかが空いてはできませんからね(笑)。

 お客として「卯月」さんを訪れたのはわずかに二回。
でも、鮮烈な記憶は今でも残り、そしてお付き合いも未だに続いているのも不思議なご縁です。
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