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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載102-1「雪国の暮らし今昔」(その1)

2017-03-09 16:13:54 | 暮らし

     (平屋だった駅舎とは言え、屋根がすっぽり隠れるほどの雪でした。さて、スベルべは?)

        雪国の暮らし今昔(その1)

  私が大雪で知られる越後の魚沼の地で生を受けたのは、戦後も間もない昭和22年の事。

まだまだ食糧事情は悪かったとは言え、戦争が終わったと言う安心感と、かすかに見える、 

将来の希望に人々が活気づき初めていた年代だった。

 

 人々が将来に希望を見た証拠として、私たちの年代が団塊の世代として多く誕生した。

その頃小学校区で生まれた同年の者は98名。最近小学校の新入生が10人を割り込む一桁と聞き、

少子高齢化と言う言葉が現実味を持って聞こえてくる。

 私の両親の話によると、その昔は冬自体が今よりも長く、今よりも遅い稲刈りは雪を見ることも有ったとか、

田植えも随分寒い春に行われたと語っていた。

            

正に文字通りの雪の中の暮らしが半年の貧しい雪国の世界だったのです。

生まれて記憶に残る雪の世界は、母の背に負われ角巻きと呼ぶ、防寒着の間から覗いた白一色の世界だった。

そして、母の背の温もりで目をつむると行く方角も分からず、ゆらゆらと揺すられた夢のような世界。

                (続く)

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戻り雪

2017-03-09 04:37:08 | 自然

 

 

 もう雪は終わったな、さて春の準備に入りましょうか。

なーんて、思ったとたんに戻り雪。降り始めてからあっと言う間に新雪が60センチも積もってしまった。 

 

  道路脇の雪の山もぺしゃんこになって見えたのにたちまちまた大きな山に。

奥、照明灯の電柱の陰に見える建物の屋根も一度は雪下ろしをして無くなっていたのでしたが。

 

  越後、魚沼の雪なんてこんなものです。

朝の通勤電車に乗るために駐車した自動車の屋根は夕方4時にはご覧の通り。

 

 でも、夕方になったら、こんな大粒の牡丹雪になってきた。

これは気温が上昇してきた証拠で、間も無く雪もおさまる事でしょう。

 

  初めのタイヤドーザーに続いてロータリー除雪車が出動。

こうして、道路の雪をまとめて飛ばすから道路脇には雪の山ができるってわけ。 

 

  少しの雪でも交通マヒを起こす市街地と違い、空き地のある田舎ではならではです。

田舎暮らしを喜ぶ訳でも無いけれど、でも都会の人が心配するほど不便でもない暮らしです。

 

 今回の雪は大量で、ロータリー除雪車も一度で飛ばし切れなくてこれは二回目。

二回、雪を飛ばして何事も無かったかのように走り去りました。今度こそ最後の大雪でしょうね。

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