畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載102-2「雪国の暮らし今昔」(その2)

2017-03-10 12:18:50 | 暮らし

            雪国の暮らし今昔(その2)


 萱葺きの家に帰ると玄関に戸など無く、吹雪の吹き込みを防ぐ、萱で編んだ簾が立て掛けてあり、

その隙間を少しだけ開け、薄暗い土間に入る。

 

土間の通路の隣は、昔の馬屋であり冬の間の大切な燃料の薪が積んであった。

ガタピシと木戸を開けると、そこは藁むしろを敷いた、中央に火床とも呼んだ囲炉裏を囲んだ居間が広がる。

木戸を開けたばかりの所には薪が立て掛けられていた。

 

 そんな千鳥破風と呼ぶ様式の萱葺きの家での暮らしは小学校の二年、昭和30年頃まで続いた。

その頃の我が家は村の中央付近、鎮守様の裏手に有った。

 鎮守様の裏から村の中に細い道が伸び、その細い道を挟んで我が家と同じ萱葺きの隣家が有り、

双方の萱葺き屋根の傾斜が道路に向かっていたため、冬は落としたり、

自然に落ちた雪で屋根のような高さの小山をなしていた。

              (続く)

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我が家で「スズキチ」の勉強会

2017-03-10 04:28:27 | 食べ物

 昨日は我が家に「越後の台所 スズキチ」のメンバーが集まって勉強会。

これが、勉強ではありません。勉強会が終わって昼食に移行するところ。

 勉強と言うのは映画「命の食べ方」の鑑賞会です。

 この映画とスベルべの出会いは10年前。新聞に投稿した記事に新潟市の映画館が反応を見せて以来です。

 

  この映画の内容はかなり強烈。ショッキングな場面もたくさん出ます。

そんな内容を少し紹介し「食事は映画の後か先か」と問いましたが、終了後と言うことに。

 

  スベルべママ渾身の昼食メニューが並びます。

いつもの事ながら、食のプロ集団に食事を供するというスベルべ夫婦の気の強さ。いや、世間知らず(笑)。

 

  この「牡丹餅」もただの牡丹餅ではありません。

実は、もち米と里芋が半々なのですよ。そして、小さな「お稲荷」さんは中身が山菜入り。

 そして、ご覧ください。この油揚げのサイズを。

事前に注文しないと手に入らない「立場(たてば)豆腐」さんのハーフサイズの油揚げなのですよ。

 

 しめのスイーツはこの「米粉ケーキ」でした。

ロールケーキの中身は、我が家産のプルーンジャムです。

 そして、左の小さなものは「干し柿」で中にチーズとクルミが入っています。

戻り雪が降りしきる昨日でしたが、忙しい中皆さん一生懸命に映画を見、そして食べて下さいました。

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