畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載103-1「雪道」(その1)

2017-03-18 04:25:03 | 暮らし

   (56豪雪。二階屋の一階部分はすっぽりと雪の中)

     雪道

 

 雪国の暮らしも、自動車と道路が飛躍的に発達した、昭和四十年前後から様変わりした。

辛く、そして暗いと言うイメージが徐々に薄まってきてウインタースポーツなどと言う言葉が流行り、

スキー客で賑わうようになって来た。

 

 高度成長社会と呼ばれた国の飛躍的発展が雪国の暮らしもイメージも変えたのだ。

昭和四十年頃までは一級国道の17号線さえ冬は雪に閉ざされ、数ヶ月も自動車は通れなかった。

 

その雪に閉ざされた国道をコースにノルディックスキーの駅伝が行なわれていたのだから驚く。

幼かった私には応援をしたという記憶しかないが、姉たちはカンジキを履いて、競技コースを踏み固めたそうである。

 

 国道さえそんな状態だから、脇道も当然のこと雪に閉ざされ、国道がブルドーザー除雪された姿を現した後、

スコップで掘り出したのだ。細くても地面を掘り出すと雪消えは格段に早まった。

そうなると待ち望む春もすぐそばまで来たと感じる。早くても三月から四月にかけての事である。

            (続く)

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春の彼岸は雪の中

2017-03-18 04:05:01 | 暮らし

 昨日は春の彼岸の入り。

その前日の一昨日夕方、スベルべ夫婦は散歩を兼ねてお墓に仏様を迎えに。

 

 うーん、珍しい光景と言っても過言ではない小雪です。

もうずいぶん昔の話になった伝説的な「56豪雪」の年は最高積雪深は4メートルを超えていました。

 あの年もスベルべ一人でお参りに行った記憶がある。

もう、お墓の凹凸もわからない真っ平らな雪原で、このあたりかなと見当をつけて雪のお堂を作ったものでした。

 

 我が家のお墓、そして墓地全体を見守る地蔵尊をお参りして帰途はここ無縁仏の場所へ。

小さな石塔、お地蔵さんがずらりと並べられたところで、雪洞も長屋スタイル。

 亡くなった父には、ここは行き倒れ、旅の途中で病で倒れた方の墓と聞いていました。

命がけで旅をした時代の、記憶、伝説的なお話ではありますが、皆がお参りして帰ります。

 

 無事にお参り、仏様を迎えて帰途に就きます。

積雪深が分かるように、スコップを立てかけてシャッターを押す。

 そうですねー、ここでは1メートルを少し超える積雪深かな。

ここまで雪消えが進んだら、あとは一気呵成に溶け出す。春の近さを実感する春のお彼岸です。

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